「コミュニティデザイン学科」と「やまが炭」がグッドデザイン賞を受賞!


東北芸術工科大学 デザイン工学部 コミュニティデザイン学科とグラフィックデザイン学科田中研究室がデザインを手がけた「やまが炭(製造・販売:長沢燃料商事)が、「2018年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)」を受賞しました。グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施されています。

「コミュニティデザイン学科」受賞概要
本学科は「ふるさとを元気にするデザイン」を合言葉に、デザインの持つ力で地域をより良くしたいという想いを持った学生のための教育プログラムをデザインしている。コミュニティデザインでは「目に見えないデザイン」(参加の場のデザインや、チームビルディング、モチベーションマネジメントなど)も専門としていることが特徴である。そのため、従来からの美大を志望するような若者だけでなく、より広く、社会とつながる形でデザインを学びたい若者(さらには社会人)の期待にも応えられる。今後、卒業生が全国各地の地域づくりの現場で活躍することから、地域(特にローカル)のリーダー人材を生み出すための教育プログラムともいえるだろう。

▼審査委員の評価
芸術系大学の学科そのものがグッドデザイン賞を受賞することは珍しい。しかし、東北芸工大のコミュニティデザイン学科はこれからのデザイン教育を考える上で非常に重要な取り組みのケースと考え、高い評価を受けた。形ではなく関係性を地域でデザインするという在り方が、概念だけでなく実学として実現されているように感じた。その証拠に、まだ創立間もない本学科からの応募作が、今年も複数グッドデザイン賞を受賞している。これからどんな卒業生を輩出するのか、とても楽しみな学科である。
https://www.g-mark.org/award/describe/48221?token=soPXXRTCJv

 

「やまが炭」受賞概要
「やまが炭」は、山形県米沢市の良質な楢(なら)材を100%使用した黒炭。火付きがよく煙や炎も上がらず、少量で高い火力が得られ、火も長持ちする。化石燃料の普及と共に需要が減った黒炭だが、地域に眠っている「もったいない森林」の活用と、炭焼き文化を次世代へ繋ぐため、若い人や女性など新たなユーザーに向けた商品を東北芸術工科大学の学生と一緒に開発した。「やまが炭」が広く使われることで、地域の森林保全と里山の維持、林業の後継者不足の改善、炭焼き文化の継承とともに、新たな雇用の創出が図られる。林業を軸とした循環型社会の創造を目指している。

▼審査委員の評価
資源の調達、製品の製造、グラフィックのデザインまで、山形県内で全て完結している製品。多方面からの取り組みを評価した。商品としては過不足なく、必要なことが全てシンプルに再現されている。ローカル、ソーシャル、エデュケーションという最近のグッドデザイン賞で求められる要素を全て実現したお手本のような製品と高く評価した。
https://www.g-mark.org/award/describe/47079?token=dus1E9H7H4

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