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一般聴講生の声

講座レポート

一般教養から専門分野まで、生涯学習プログラムで開放される芸工大の講義は多種多彩。
聴講生や科目履修生のみなさんは、趣味や指向、目的に合わせて科目を自由に選択し、聴講履修しています。
社会人の方々が学び続ける姿は、学生たちにとってもいい刺激となっているようです。学生と肩を並べてイキイキと 大学生活を送る3人に、授業のこと、キャンパスライフのことなど、実感を込めてお話しいただきました。

千葉田鶴子さん

千葉田鶴子さん(富谷町)
被服・下着メーカーの宣伝部で23年勤務した後、一昨年引退。もう一度基礎からと思い履修を決定。

〈千葉さんの受講科目〉

現代芸術論

共通演習(日本画)

素材学(版画)

学生時代に油絵を学んだほか、版画も長く続けてこられたと伺っています。ご自宅での趣味に留めず「芸工大で学ぼう」と思ったのはなぜですか?

定年を迎えてから自宅で大きな作品を作るようになったのですが、その時に「分かっていない」ということに気がついて。基礎から勉強したいと思い、履修を決めました。学生時代は「単位のため」に学んでいたような所があって、不完全燃焼だったんですよね。芸工大は娘の知り合いがいたこともあって、展示会などには出かけていたので、身近な感じがしました。

芸工大に通って変わったことはありまか? また、今一番興味があるのは何ですか?

図書館に行った時、手にとる本が変わりました。今までは小説が多かったのですが、最近は美術書などに目がいきますね。芸工大では家庭には入ってこない情報に触れることが多く、自分の目と耳が社会に繋がっていることを実感します。以前より世界が広くなったような気がします。少しずつおもしろくなってきたのは日本画。ライフワークにしたいな、と思っています。

細谷信義さん

細谷信義さん(米沢市在住)
中学校で技術家庭の教員を務め、定年1年前に早期退職。趣味の油絵を追究したいと、それらにまつわる4つの科目を履修。

〈細谷さんの受講科目〉

素材学

フランス語

絵画修復論

美術解剖学

退職後、先生から再び学生に戻られたわけですが、改めて何かを学ぼうと思われたきっかけはなんですか。そして、学びの場として芸工大を選ばれたのはどういう理由からですか。

少し充電をして60才を迎えたいという思いがありまして、大学という環境のもと、若い人の中に入って新しい刺激を受けられたらと、聴講生になりました。中学生の頃から油絵を続けていて、絵を描く上でプラスになることを勉強したかったので最初から芸工大と決めていました。

4科目を履修されていますが、選ばれた理由は何ですか。また、芸工大で学んだ事を活かして今後こんなことがしたいとか、何か目標のようなものはありますか。

聴講生に開放されている科目の中から絵を描く上でいい影響が得られそうな科目として選んだのが、素材学、絵画修復論、美術解剖学。フランス語は、ラジオ講座で勉強していたので本格的にやってみたいと思って履修しました。いつかはフランスに行って美術館めぐりとかできたらいいですね。絵の方では、機会があれば展覧会とかにも出品してみたいと思っています。

週に何日大学に通われて、どんな風にキャンパスライフを楽しんでいらっしゃいますか。

米沢から週に3日通ってきています。片道1時間ほどかかりますが、苦にはなりません。フランス語の授業は人数が少なくてとてもアットホーム。若い人たちとの会話レッスンは自分も若い気になれていいですね。それから、図書館も自由に利用できるので、普段は目にすることのできない貴重な本に親しめるのも楽しみの一つです。

西條知加子さん

西條知加子さん(仙台市在住)
仙台在住の専業主婦。趣味の水彩画へ知識を深めるために、芸術心理学を履修。芸工大の自然に囲まれた立地もお気に入りの一つ。

〈西條さんの受講科目〉

芸術心理学(前期)

芸術色彩学(後期)

芸術心理学を受講されていますが、学ぼうと思ったきっかけはなんですか。

趣味で水彩画をしていて、もっといろいろな側面から学びたいと思っていました。芸工大生だった娘の話に出てくる、先生や授業の内容がとても魅力的だったので、いい大学だなと思っていたのですが、なかなか一歩目を踏み出せずにいたんです。娘の卒業式の時に、芸工大のあり方や地域との関わり方について聞いて感激し、聴講を決めました。

週に一度の講義のために仙台から通われていたそうですが、苦労はありませんでしたか。また、ご家族の反応はいかがでしたか。

「全部、完璧にやる必要なんてない」と、家族が背中を押してくれていたので、あまり気負わずに通っていましたよ。1コマ目の授業は大変かな、とも思いましたが、やろうと思えばできるものですね。山形に住んで大学院に通っている娘と会うこともできますし、共通の話題で盛り上がれるのも嬉しかったです。

講義を受けてみての感想やご自身で変わったと思う部分があれば教えてください。

学ぶ意識が高い学生さんたちに混じっていると、身が締まる思いでした。私は現在専業主婦で、論理的な思考とは離れた生活を送っていますが、「学びたい!」という気持ちは学生さんと全く同じだなとも思いました。今回学んだ芸術心理学では、様々な視点を持つことで芸術の捉え方が変わることを学びました。絵の見方はもちろん、日常の全ての事に対して、私自身の視点が広がったように思います。色彩に興味があるので、後期の芸術色彩学は楽しみですね。時間が合えば、別の講義も受けてみたいです。

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