design:鈴木敏志(JEYONE)

design:鈴木敏志(JEYONE)

左から西澤諭志、小板橋基希(ボブ)、三浦晴子(Ruupa)。

左から西澤諭志、小板橋基希(ボブ)、三浦晴子(Ruupa)。

『星座や地図』 西澤諭志 Satoshi Nishizawa

『星座や地図』 西澤諭志 Satoshi Nishizawa
2008年|インクジェットプリント

『幻光』 実験跡地 Jikken Atochi

『幻光』 実験跡地 Jikken Atochi
2007年12月|山形県最上郡大蔵村柳渕地区での新村跡での焚き火
(撮影:前野一樹)

会場へのアクセス|Ruupa(ルーパ)/ギャラリー絵遊 + 蔵だいます

ACCESS
○Ruupa(ルーパ)
山形市城南町2-11-3オフィス福原1F
平日11:00‐18:00 日曜13:00‐17:00 火曜休 TEL.023-645-4222
www.ruupa.jp

○ギャラリー絵遊 + 蔵だいます
山形市諏訪町1-4-10 11:00‐19:00 火曜休 TEL.090-9532-0318(駒谷)

I’m here. 2008

アートプロジェクト『I'm here.』は、東北芸術工科大学を卒業し、将来の活躍が期待される若手アーティストを紹介する展覧会シリーズとして、2005年から毎年開催しています。4回目となる本展では、夏は仙台、秋は山形、冬は東京と、3つの街のギャラリーで、それぞれに2〜3作家の作品を取り上げます。
仙台展は『ピクニクス・ドローイング』と題し、新しいカルチャーの発信地として注目される杜の都・仙台を舞台に、2人の女性アーティストによる即興的なドローイングが3つのギャラリーとカフェをつなぎます。
山形展『絶/景』では、限界集落化している最上郡の中山間地域でフィールドワークをおこなうグループ「実験跡地」が、古い荷蔵をリノベーションしたギャラリーや、卒業生デザイナーが新たに立ち上げたオルタナティブスペースで活動報告をおこないます。
そしてシリーズ最後となる東京展『森の発生/森の腐敗』では、山形で習得した日本画や漆芸の高い技術を駆使して、文明批評的な眼差しで人間と自然との関係をテーマに制作する3人のアーティストを紹介していきます。
「東北」に出会った若いクリエイターたちが、その地域固有の精神風土や、周辺の自然環境からの影響をどのように作品に内在化させていったのか? 都市中心に展開するアートシーンとは異なるルーツを持つ彼らの実験的作品にご期待ください。


I’m here. vol.2|山形展 [絶/景]

西澤諭志+実験跡地

  • 会期=2008年11月5日[水]−11月17日[月]
  • 会場=Ruupa/ギャラリー絵遊 + 蔵だいます
  • 主催=東北芸術工科大学(卒業生支援センター)
  • 協賛=東北芸術工科大学校友会/卒業生後援会
  • 企画=美術館大学構想室
  • キュレーター=宮本武典[美術館大学構想室主任学芸員]

●Site(g*g vol.7 autumより転載)

「(Ruupa)という、感性の道場へタノモウ。」
東北芸術工科大学で映像を学んだ後、山形でデザイン事務所『アカオニデザイン』を仲間たちと共同設立したデザイナーの小板橋基希さんとフォトグラファーの三浦晴子さん。毎日デザイナーとして忙しく仕事をこなしていく中で、「感じたことをアウトプットする場をつくりたい」という高まる想いから、昨年、事務所ビルの1階にアートスペース(Ruupa)をオープンさせた。気の向くまま不定期で開催されるアートイベントは、細部までデザイナーらしいグラフィカルなこだわりが溢れ、アート通をうならせる好企画ばかり。毎企画展ごとにオリジナルな缶バッチを販売したり、スタッフTシャツをつくったりと”高尚なアート”を見せるのではなく「アートをいかに楽しむか?」という遊び心を忘れない。
そんな(Ruupa)と、芸工大出身のクリエイターにスポットをあてるアートショー『I'm here.』がチームを組み、新鋭写真家の登竜門『キャノン写真新世紀』で受賞を重ね、注目を集める西澤諭志さんの展覧会を開催する。研究生として大学で制作を続ける西澤さんにとって、(Ruupa)の2人は映像コースの先輩。この秋、西澤諭志のクールなフォト・インスタレーションは、(Ruupa)とのコラボレーションによって、さらに軽やかな進化をとげるはずだ。

●Artist

  • 西澤諭志|Satoshi Nishizawa
  • 1985年長野県生まれ。東北芸術工科大学デザイン工学部情報デザイン学科映像コース卒業。『写真新世紀2007』では南條史生氏、具本昌氏、榎本了壱氏の3人から選出され佳作トリプル受賞。2008年には全国の美術大学の卒業制作展からノミネートされる『アート・アワード・トーキョー』(行幸地下ギャラリー/東京)や、クリエイティブディレクター・後藤繁雄氏が頭角を表しつつある若手写真家を取り上げてキュレーションした『THE EXPOSED of the art vol.3 PHOTOGRAPHS』(海岸通ギャラリーCASO/大阪)に出品する。現在、同大学映像コース研究生在籍。
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  • 実験跡地|Jikken Atochi
  • 現代GPプロジェクトで展開している森繁哉教授主宰のチュートリアル。廃村になった村のなかの廃屋を芸術行為によって、記憶という回路の復活を軸に、芸術創造というものが風土あるいは土地性といった、地域の有り様と無縁ではないことを証明し再現しようとしている。2006年から廃村・廃屋の跡地に芸術活動を展開している。主な活動に、2007年の大蔵村旧南山小学校柳渕分校での『分教場の春』などがある。本展『I'm here.』には黒田良行、大宮かさね、阿部亮平、佐藤恒平、小玉大介、佐藤啓太の学生と卒業生のメンバーで構成されている。

●Events

  • ◯西澤諭志ギャラリートーク
  • 日時=11月8日[土]18:00−20:00
  • 会場=(Ruupa)(定員40名/参加無料)
  • ゲスト=屋代敏博(写真家、東北芸術工科大学准教授)
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  • ◯集落とアートをめぐる七晩
  • 期間=2008年11月5日[水]・6日[木]・9日[日]・13日[木]・14日[金]・15日[土]・16日[日]
  • 会場=ギャラリー絵遊+蔵だいます
  • 時間=18:00−20:00(開場17:30/定員40名/参加無料)
  • 企画プロデュース=森繁哉+実験跡地

●Past Exhibition

●Next Exhibition

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