東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展2006

design:安原茂(映像コース卒業生)

OUR ART. OUR SITE.

東北芸術工科大学卒業/修了研究・制作展2006

西は出羽三山、東は蔵王の山並に抱かれた街・山形は、白一色の壮麗なモノクロームの季節となり、キャンパスは今年も雪の訪れとともに『卒業/修了研究・制作展』のシーズンを迎えています。開学15周年となる東北芸術工科大学の、今年で12回目を数える卒展では、これまで本学・山形美術館・市内の映画館で分割していた展示構成を一新し、はじめて会場をキャンパスに一本化して開催します。
新たに着任した現代美術家・宮島達男副学長のディレクションのもと、「OUR ART. OUR SITE.」というコンセプトを掲げる本展では、アートスクールの自由で創造の熱気あふれる「SITE(場所)」に、そこで創り上げられた「ART AND DESIGN」をダイナミックに展示していきます。また、展覧会全体の運営は「卒展ディレクターズ」という1〜3年生中心の学生ボランティアが担当。雪のシーズンに多数の来場者を迎えるための環境整備や、展示されているたくさんの「OUR ART」の魅力を伝え、出品者と来場者の交流を生み出すための、さまざまなイベントを実施していきます。
開催期間中のキャンパスは、点在するギャラリーや劇場だけでなく、アトリエや工房、さらに雪積もる屋外にも作品を展示し、さながら白いオープン・エアー・ミュージアム。雪国の美しい景観を背景にオンリー・ワンの輝きを放つ、東北という「OUR SITE」が育んだ約570名の若き感性にご期待ください。

  • 会期= 2007年2月14日[水]−18日[日]
  • 会場=東北芸術工科大学キャンパス/悠創館
  • 主催=東北芸術工科大学
  • 運営=2006年度東北芸術工科大学卒展運営委員会/卒展ディレクターズ/美術館大学構想室
  • 総合ディレクター=宮島達男(現代美術家/東北芸術工科大学副学長)
  • キュレイター=宮本武典(東北芸術工科大学美術館大学構想室)

●関連イベント

  • ○卒業/修了研究・制作展2006開催記念シンポジウム
  • 「東北発・21世紀デザインとアートはどこへ向かうのか?」
  • パネリスト=酒井忠康(美術評論家/世田谷美術館長/本学大学院教授)+茂木健一郎(脳科学者/ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー) +宮島達男(アーティスト/本学副学長/卒展2006総合ディレクター)
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  • ○カフェ@ラボvol.1-10
  • 本学教員がホストを務め、ゲスト講師とともに展示作品を読み解いていくギャラリー・トーク・シリーズです。
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  • ○クリエイターズ・マイク
  • 580名の出品学生全員が、それぞれ作品の前で自作を解説するプレゼンテーション。14日の9:00〜15:00を除く全ての時間帯で途切れなく1本のマイクがリレーされ、その模様は本館1Fの大スクリーンで随時中継されます。
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