美術科 総合美術コース

生涯学習/イベントプロデュース/コミュニケーションワークショップ/アートワークショップ/パフォーマンス企画

人と社会をアートでつなぎ、未来の自分を創り出す!

作品制作の技法教育が主である美術科にあって、様々な場面で芸術の豊かさを提供できる人材を育てる総合美術コース。表現力を学びながら、地域でのワークショップなどを通して、アートを社会に活かす知識や方法を修得します。全国の芸術系大学では初めて国家資格「社会教育主事」課程を導入。美術館や公民館などで世代を超え、アートを体験して学び合う楽しさを提供できる力を養います。社会において人々が生き生きと魅力をもって生きがいを持つための手立てとして、芸術活動を人々の生活に付与する意義は、今後ますます大きなものになるでしょう。


学べる分野と特長

プロセスから学び、 自分の力を社会に活かす
人と社会をつなぐ温かなコミュニケーション、新たな価値を創造するクリエイティブ制作、そして、人と人との出会いから始まる「学び合う楽しさ」を4年間で段階的に習得します。

「つくる」をプロデュース
様々なアートの表現方法を学び、「モノづくり」の楽しさを体験します。そして、人と社会に新たな企画を仕掛ける、「コトづくり」の力量を磨き、クリエイティブ制作だけではなく、想いを伝える演出ができる人材を目指します。

「つなぐ」をプロデュース
高校・地域・企業等とつながり、実際の課題解決に取り組みます。一人ひとりの力を活かし合うチーム学習で、社会に向けた新たな価値を創造します。様々な分野で活躍している多彩な講師陣を交えながら、「未来の自分の生き方・働き方」を探求します。

「つどう」をプロデュース
「違うから面白い」と思える柔軟な発想力を養います。様々なテーマに基づく対話型授業を通して、多様な価値観を受けとめ、捉え直す力を学びます。そして、人と人が集う温かな場づくりの「担い手」を育みます。(「社会教育主事」課程を導入)

4年間のカリキュラム
  • 1

    造形制作の基礎と生涯学習の意義を学び合う/モノづくりを通して、制作の基礎を学ぶ。また、国家資格の「社会教育主事」の役割と意義を学び合いながら、人と人とのかかわりの本質を知り、学びの基本的態度を育む。

    【必修科目(1年次)】芸術鑑賞の喜び/芸術思考論/総合美術基礎演習1~4/生涯学習概論/社会教育概論
    【選択必修科目(1~4年次)】日本美術史概説/西洋美術史概説/東洋美術史概説
    【選択科目(1~4年次)】美術解剖学/芸術色彩学/工芸論/版画史/工芸史

     
  • 1
    生涯学習概論
    話し合い学習を通し、日常の出来事を本質から捉え直す。多様な価値観をお互いに認め合い、受けとめ合い生涯学習の基礎を学び合う。
  • 1
    総合美術基礎演習2
    デッサンなどの描画の基礎と模刻や彫像などの立体の基礎を学ぶ。美術科共通演習
  • 1
    ワークショップの開催
    学外の施設や地域などからのワークショップの依頼に対し、プロジェクトチームを組んで企画、実践をしていく。(課外)
  • 1
    総合美術基礎演習3
    紙や木、アクリルなどさまざまな素材を体験しながら、その芸術表現の技法を基礎から学ぶ。
  • 1
    総合美術基礎演習4
    フィルムカメラによる写真演習、アニメーションの制作や編集などメディア表現の基礎を制作を通して体験する。
  • 2

    多彩なアートの表現体験を独自の発想力に活かす/平面・立体・空間と様々なアートを体験する一方、社会課題を捉え解決に向けて合意形成するプロセスを、生涯学習施設や学校での人と人とのかかわりから学び合う。

    【必修科目(2年次)】総合美術演習1・2/フィールドワーク基礎/社会教育計画1・2/美術と実践力1・2
    【選択必修科目(2年次)】美術科共通演習(絵画・彫刻・工芸・総合)A・B・C
    【選択必修科目(2~4年次)】日本近世近代美術史/現代美術史
    【選択科目(2~4年次)】素材学(日本画)/素材学(洋画)/芸術思考と社会/美術の見方/素材学(版画)/素材学(彫刻)/先端的コンテンツとアートシーン/衣服論/染色論/クリニカルアート演習

  • 2
    社会教育計画1
    社会教育事業の計画立案実施について、県内社会教育中核施設である山形県青年の家事業を事例に、実践を通して学ぶ。
  • 2
    総合美術演習2
    様々な分野で活躍するクリエーターからDTPやWEBの基礎、空間表現など、多彩な表現技法をより深く学ぶ。
  • 3

    なりたい自分を探求し、具体的な現場を経験する/専門ゼミ・合同ゼミで各自の探求テーマを深め合い、社会での実践活動を通して、卒業後の「自立」に向けた力を育む。課題解決に向けて周囲と連携しながらコース全体の学習活動をプロデュースする。

    【必修科目(3年次)】社会教育演習/社会教育実践演習1/現代社会と社会教育/地域社会方法論/ポートフォリオ研究/ポートフォリオ作成
    【選択必修科目】アーティストマネジメント/キャリアマネジメント
    【選択科目】アートマネジメント概論

  • 3
    実践ラウンドテーブル
    総合美術コース秋のイベントSou-Be Fes 秋。多彩なゲストと1〜3年生が一つのテーマを真剣に語り合うSou-Be版白熱教室!
  • 3
    専門ゼミ・合同ゼミ
    分野ごとの専門ゼミで探求しながら、合同ゼミではそれぞれの実践を統合し、また各自のキャリア形成の支援を図る。
  • 4

    社会課題を捉えた実践型卒業研究/実践を振り返り、物事を多角的に捉え直す。新たな気づきと発見から、自分らしい表現を探求し、4年間の集大成としての卒業研究に取り組む。

    【必修科目(4年次)】社会教育実践演習2/卒業研究

    【卒業時取得資格】社会教育主事任用資格【卒業時取得可能資格】学芸員、小学校教諭一種免許(中学校教諭一種免許取得者が、指定の通信科目を受講することで取得できます)、中学校教諭一種免許(美術)、高等学校教諭一種免許(美術)

  • 4
    社会教育実践演習2
    ゼミに分かれて各自の専門的課題研究を探求して卒業研究に向かう。
  • 4
    卒業研究(映像)
    4年間の成果として、各自がテーマを設定し卒業研究を行う。美術を通して、自分の力を社会に活かしていく。

活動レポート

  • 地域とかかわる学び合いの場をプロデュース

    悠創の丘、滝山小学校、山形美術館等、様々なフィールドで地域の方々とかかわる学び合いの場を企画プロデュース。こうした実践から自分の力を社会にどう活かすかを学び合います。

  • Sou-Be Fes 春・3学年合同演習

    毎年4月に1、2、3年生合同でテーマに基づきチームで企画から制作までをトータルプロデュース。グラフィック・立体・動画制作等、様々な表現でのプレゼンテーションを行います。

  • 大学祭で作品販売

    有志によるプロジェクトチームを編成し出店。制作準備のもと、オリジナルグッズを大学祭当日に販売しています。人気商品は、大学祭後も引き続きネット販売など展開しています。

  • クリエイティブ企業訪問

    3年生ゼミ合宿における企業・地域コミュニティ活動の現場訪問。実際のクリエイティブ制作をを体験したり、様々な地域コミュニティ活動における生涯学習の講座に参加します。

  • Sou-Be Fes 秋・ラウンドテーブル

    様々な業界で活躍するゲストをお迎えして、語り合う場をつくります。日常の中での実践をお互いに丁寧に聴き合うことで、認め合い、「自分自身のこれから」を学び合います。


作品紹介

  • 悠創の丘 四季のワークショップ

    「悠創の丘 四季のワークショップ」

    山形市の地域コミュニティ施設で行う親子ワークショップ企画。四季を感じさせるアートワークショップを年4回開催し、親子で楽しめるモノづくりを行っています。

  • キッズ・アーティスト・プロジェクト

    「キッズ・アーティスト・プロジェクト」

    毎年8月に山形美術館で開催されるアートワークショップ。夏休みの目玉企画として注目されています。企画から運営、広報などすべてを実践します。

  • ふれあい体験楽校

    「ふれあい体験楽校」

    地域の小学校の親子行事に総合美術チームとして参加。「アートは楽しい」というテーマから3つのアートワークショップを企画し、楽しみながらアートを体験してもらいます。

  • 震災復興支援 折り鶴プロジェクト

    「震災復興支援 折り鶴プロジェクト」

    海外から贈られた折り鶴を用いた、仙台での復興支援ワークショップ

  • 光のオブジェ制作

    「光のオブジェ制作」

    アフィニス夏の音楽祭2010山形アートプロジェクトでの会場美術

  • スイカドームハウス

    「スイカドームハウス」

    学生有志により、尾花沢市の物産市場の外装のイラストレーションと、ペイントを実施。

  • 秋のワークショップ祭り みんなで多様なワークショップ体験

    「秋のワークショップ祭り みんなで多様なワークショップ体験」

    大人も楽しめる企画も用意し悠創の丘で開催したアートワークショップ「秋のワークショップ祭り みんなで多様なワークショップ体験」。準備としてドングリや枯れ枝など、ワークショップで用いる素材集めも学生が担当。

  • クリスマス・イルミ・ワークショップ

    「クリスマス・イルミ・ワークショップ」

    クリスマスツリーの飾りを作るワークショップを市内の小学校で開催。山形駅前にある20メートルのクリスマスツリーをみんなで華やかに飾り付けます。

  • えて ふてえて え

    粟野晴香「えて ふてえて え」

    インスタレーション。言葉が秘める様々な可能性。参加者はお茶の代金として言葉を残していく。自分の言葉に誰かが新たな言葉を繋げる、完成がない装置。


フォトギャラリー


教員紹介

佐原香織 教授/コース長
Sahara Kaori

佐原香織 教授/コース長
Sahara Kaori

東京都杉並区出身。中央大学文学部卒業。株式会社 オリーズ 代表取締役。

メーカーで、東京モーターショーをはじめ新製品の広報宣伝・ブランディングを手がける中、「主体性と可能性を引き出すファシリテーター」として数々のリーダーを輩出。長年、クリエイティブワークとして様々な案件をプロデュースする傍ら、課題解決型客観視力を高める人材教育メソッド「3 つの Good & Bad」、自己肯定感を育む「アイシテルカード」等、独自のコミュニケーションツールを開発。企業・自治体・教育現場での研修・講座等、受講者数はのべ 3,000 名を超え、成果に繋がるプロジェクトチームの運営に活かす。

2011 年お茶の水女子大学にて社会教育主事資格を取得。千代田区立九段生涯学習館・副館長を経て、2015 年 4 月より東北芸術工科大学総合美術コース教授に就任。感性と知性の融合教育を目指す。「世界に一人の自分の力を社会にどう活かすか」をコンセプトに、東京・山形を拠点に様々な企業・団体・教育機関などで講演。無限大の可能性を持つ学生とソーシャルモチベーションの醸成と共に新たな教育イノベーションに挑む。

松村泰三 准教授
Matumura Taizo

松村泰三 准教授
Matumura Taizo

筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。修士(芸術学)。

1987年第18回現代日本美術展大賞受賞、2003年ロレアル色の科学と芸術展金賞受賞。また、1992年にはセビリア万博日本館に招待出品されるなど、受賞、展覧会など多数。「視ること/認識すること」をテーマとして作品展示やインターネット上での発表、ワークショップなど幅広い活動をつづけている。
http://plaza.harmonix.ne.jp/~taizo/
http://blog.tuad.ac.jp/ga-yamabi/

06_p03_1

「surface」2002年 立体作品

市川寛也 講師
Ichikawa Hiroya

市川寛也 講師
Ichikawa Hiroya

非常勤講師

非常勤講師

浅見和司
大村享夫
河合規仁
小岩勉
須藤修
堤一夫
中森尋美
林亮太
村山秀明
寄谷真二


目指せる代表的な職業と取得できる資格

代表的な進路先:
公務員、団体職員、社会教育主事/美術館、博物館/商品企画、開発/販売、商業施設/旅行、観光、ブライダル/雑誌・地域紙制作/美術・工芸作家/イラストレーション/アパレル、ファッション/学校教員/NPO(芸術、教育)/学芸員
目指せる主な資格:
社会教育主事任用資格/学芸員/小学校教諭一種免許(中学校教諭一種免許取得者が、指定の通信科目を受講することで取得できます)/中学校教諭一種免許(美術)/高等学校教諭一種免許(美術)