入賞

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『職人一首』

宮城野高等学校(宮城県)
板橋実紅(3年)/小島愛美(3年)/菊地陽菜(3年) 川崎浩介 教諭

かるたでLet's自分探し!!

なりたい職業ランキングに会社員がランクイン???会社員はまず職業ではないのに・・・私たちが幼い時には見受けられなかったこの現状。もしかすると職を知る機会が以前より減っているせいでは???そう考えた私たちは簡単で楽しい、そんなシンプルなコンセプトのもとで、子どもたちの職業に対する視野を広げる機会を学校で設ける方法を提案します。

職人一首

職人一首

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

板橋実紅(3年)

こんなに大きな大会だとは思っていなかったため、私たちのアイデアが二次審査を通過してから事の重大さに気づきました。そこから本番までは大変だったけれど、チーム全員で協力して乗り越えることができ、良い思い出となりました。決勝大会の会場へ行ってからは、チームサポートの方や芸工大の方々にとても親切にして頂き、充実した3日間となりました。この経験は本当に自分にとって大切なものになりました。ありがとうございました。

小島愛美(3年)

アイデアの企画・構想やブラッシュアップの作業は、私はあまり得意ではありませんでしたが、デザセンへの応募から決勝大会までの沢山の経験をする中で、デザインの面白さに気付くことができました。また、多くの人に共感してもらうこと、伝えることの難しさを知ることができました。初めてのことばかりで辛い時もあったけれど、このチームだったからここまで来られたし、乗り越えることができたと思います。最高の思い出になりました。

菊地陽菜(3年)

初めはあまり深く考えずに応募しましたが、私たちのアイデアが二次審査を通り、とても驚きました。毎日のように放課後に残って活動することは大変でしたが、皆で協力することで達成感が生まれました。また大学生のチームサポートのみなさんから沢山のアドバイスをいただいたり、声をかけてもらったこともとても嬉しかったです。今回は上位入賞をとることはできませんでしたが、とても楽しい思い出となったので、また参加したいと思いました。デザセンに参加できてよかったと思います。

川崎浩介 教諭

「総合的な学習」の時間の学習内容の着地点の一つとして、デザセンへの企画書での応募は生徒たちにとって新鮮な経験になるのではないか、また昨年度にデザセンの決勝大会を観戦して、この舞台に生徒たちを立たせてみたいと強く感じたことが、今回、本学の学科全体でデザセンに応募する流れを作るきっかけとなりました。今回出場したチームが二次審査を通過し、決勝大会に出場することとなってからは怒涛のようなスケジュールで、正直、生徒も教員も疲弊しておりましたが、職人一首の「かるた」が完成した時の生徒たちの笑顔が忘れられません。また、リハーサルを繰り返すなかで、自分たちでどんどんアイデアを出す生徒たちを見て、成長を感じ取ることができ、決勝大会の本番が終わった瞬間には、目頭が熱くなりました。結果はさておき、生徒たちを人間的に大きく成長させてくれたこの大会に出場できてよかったと感謝しております。今回の経験を私たち教員も今後の指導に活かしていきたいと考えております。1か月間大変お世話になりました、ありがとうございました。

チームワーク審査員からのメッセージ

決勝大会への出場は3人でしたが、その裏で支えてくれた仲間を入れると総勢5人での戦いだったと思います。準備期間では、完成した発表原稿のデータが飛んだり、決勝大会の一週間前に5人全員が風邪を引くというハプニングもありましたが見事に乗り越えていました。様々な職業を300種類も調べ、100枚ものかるたに一つ一つ手書きで描いた見えない努力は、デザセンに出場したどのチームにも負けていないと思います。「手伝ってくれた2人の分まで頑張ろう」と一致団結し、プレゼンのステージでマイクを握った実紅さん、愛美さん、陽菜さんの姿はキラキラと輝いていました。大会が終わった後に上位の賞を取ることができずにとても悔しい思いが残ったと思いますが、負けたくない、勝ちたい!と思って頑張ったからこそだと思います。子どもたちの職業に対する視野を広げる『職人一首』のアイデアは、手作りかるたの良さがとても光るプレゼンでした。
コミュニティデザイン学科1年 本間真生