市民賞・高校生賞

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『失敗 Sharing』

国分寺高等学校(東京都)
川上夏穂(1年)/北島奈苗(1年)/内藤舞衣(1年) 儀部佳織 教諭

失敗を溜め込むアナタ!! 損してますよ!?

「ヤバッ!!やってしまった」人生の中で避けては通れない失敗。失敗には、怒られるかも…、知られたら恥ずかしい…、などマイナスのイメージがあります。でも、誰かの失敗を聞いたらホッとしたりしませんか? 私たちの提案は、失敗への印象が最低でも120度は変わっちゃいます。

失敗 Sharing

失敗 Sharing

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

川上夏穂(1年)

約1ヶ月間の準備期間では、辛い事が沢山ありましたが、それを乗り越えて、自分たちの考えた事が形になっていくのがとても嬉しく、楽しかったです。またプレゼンの練習では、話し方で大きく印象が変わるその重要性を実感しました。デザセンを通して多くの事を学び成長できて本当に良かったです。この貴重な体験を今後に活かしていきたいと思います。解決方法を考える時に、チームのメンバーや先生とたくさん話し合ったことで、自分の考えや意見を言葉にして相手に伝える事がうまくなったかなって思います。

北島奈苗(1年)

まさか自分たちの出した案が通るとは思っていなかったので、上位10チームに入ったと聞いたときはとても驚きました。プレゼンの構成がなかなか決まらず、学校が閉まった後もメンバーで近くのお店に入り、時間をやりくりしながらシナリオを作りました。セリフ、ステージの空間使い、動き方を工夫し、聴衆の注目を集めるためのインパクト、観客に共感を持ってもらえるよう工夫しました。最終的に良い結果を残すことができたのも、儀部先生や一緒にプレゼンに出た二人のメンバーほか、たくさんの支えがあったからだと思います。大会後は、部活の先輩に声が大きくなったと言われました。そして日常生活の中で疑問に思ったことを、どうしたら良くなるのかを考えるようになりました。

内藤舞衣(1年)

デザセンを通して伝える楽しさを学びました。私たちの提案は、チームのメンバーや儀部先生をはじめ、学校の先生方、クラスメイト、家族、チームサポートなど、多くの人の想いがつまったものでした。その想いを無駄にしないために、プレゼンで私達の提案の全てを伝えました。不安もありましたが、本番では私達の提案が伝わったようでとても嬉しかったです。あの嬉しさは言葉にできません。今まで自分の意見を伝えることが苦手だった私ですが、これを機に、自分の伝えたいことをもっと上手く伝えられるようになりたいと思いました。

儀部佳織 教諭

経験の少ない生徒がプレゼンテーション完成させるのは難しい!何から手を付けて良いのかさえ分からなかったと思います。デザイン選手権なので視覚的にも魅力的なものを求められます。世に残るものは提案内容とともに芸術的にも美しいものです。多くの方に共感してもらえるプレゼンをするためには、①思いついたもの(ここが一番難しい)を、②どの程度までの完成度(生徒が思っている完成度は低い)で、そして③どのように作り上げるのかを考える良いきっかけになってくれればと思います。それに加え、④話す内容から、⑤話し方まで工夫を求められますから、生徒は大変です。同じことを話していても演劇指導が入ることで、説得力が増すのでますます奥が深い。高校生にとってのデザインの勉強は、自分の価値観を覆される連続です。過酷な体験ですが、それこそが大きな魅力だとも言えます。生徒諸君はめげずにデザインを考えぬいて欲しいです。