PRIZE|特別賞

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『チクルのイメージ』

和歌山工業高等学校(和歌山県)
福本堅人(2年)/橋本大河(2年)/山崎理奈(2年) 児玉幸宗 教諭

周りに頼っていじめをなくそう!

いじめは少なくなってきていると言われていますが、人の心を傷つけ、命を奪ってしまう事件が無くなったわけではありません。それは、いじめを受けている人が先生や周りの友達に助けを求めることができない状況下に置かれていることが大きな理由ですが、いじめに気がついた周りの人たちも、先生や大人にチクったことで自分も標的になることを恐れていることにも原因があると考えています。私たちは、この「チクル」という行為の罪悪感や悪いイメージをポジティブなものに変えてしまうことが、いじめを解決する糸口になると考えました。そこで「チクル」を「情報共有」と考え、しばらくの間、クラスメイトと先生の協力を得て、友達の悪い報告だけでなく、良い報告も先生やクラスメイトに「チクル」実験を行いました。すると不思議と悪いことも良いこともチクリやすいようになり、以前より友達のよい部分も沢山分かるようになりました。

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

福本堅人(2年)

家に学校の先生からデザセン決勝大会出場ですと電話がきたときすごくびっくりしました。グループの橋本と提案パネルを作りながら、「俺ら山形いくんか~」と出場も決まってないのにふざけていたのに出場が決まったので、シナリオ作りを本気で考え始めると難しく、放課後に残らないといけない事が嫌になって帰ったこともありました。けど、デザセンを終えて3人でやりきれてよかった!と思いました。

橋本大河(2年)

決勝大会に出場が決まったとき、「本当かなー?」と思いました。今でも信じられないくらいです。本番までは色々と大変でしたが、福本と言う最高のパートナーと一緒に乗り越えることができました。シナリオの作成や考えにつまったときに、友達や先生そして大学生が助けてくれた事に感謝しています。特別賞を取れて本当によかったです。今回の大会で学んだ事を忘れずに活かせていけたらいいなと思います。

山崎理奈(2年)

決勝大会会場で目の当たりにした舞台の大きさや会場の広さに驚きつつも、福本くんと橋本くんが堂々としてくれていたし、私たちを担当してくれた大学生の数々のアドバイスのおかげでプレゼンテーションもしっかり完成出来ました。他のチームの方々のプレゼンテーションもすごく楽しく工夫されていて感動しました!このデザセンに携わることが出来て本当に嬉しいです!

児玉幸宗 教諭

初出場となる決勝大会進出の朗報にびっくり。生徒たちは「いじめを無くしたい」との思いをプレゼンにするためとても苦労していました。いじめの実態や統計を調べ解決方法も探り、行き着いたのは「チクル」こと。ネガティブなイメージの「チクル」という行為をポジティブに変える。この難しいテーマに限られた時間内で生徒たちは取り組みました。まとまらず壁にぶち当たるなか、学生サポーターからのアドバイスで大きく前進、山形入りしてからのチームは真剣かつ楽しみながらプレゼン作成に打ち込んでいました。学生サポーターの及川さん小笠原さんの大きなお力添えに感謝です。大舞台で堂々と発表した生徒たちは素晴らしいです。デザセン決勝大会で生徒たちは自信が持て、大きく成長しました。学校に戻った生徒たちは積極的になり、私も大変良い経験ができました。デザセン大会で出会った多くの皆様に感謝でいっぱいです。また来ます!本当にありがとうございました。

デザセン学生スタッフからの応援メッセージ

デザセン決勝お疲れ様でした! 雰囲気がとても明るくて、まるでコントを見ているみたいな面白いチームの雰囲気だった記憶があります。決勝大会のプレゼン前日のリハーサルでは真剣に取り組みながらも、いつも笑顔が溢れ、私たちも楽しい雰囲気で素敵な時間を過ごせました。リハーサルを何度も重ねて練習する度に、どんどん良くなっていくプレゼンのパフォーマンスに驚かされっぱなし。これからもノリのいいクラスの皆さんや先生方と、楽しく高校生活を過ごしてください!おつかれさまでした!!

チームサポート
及川夏希(グラフィックデザイン学科3年)
小笠原裕一(企画構想学科4年)