入賞

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『田舎人 ~僕らと田んぼのアヴァンチュール~』

香寺高等学校(兵庫県)
長谷川史奈(3年)/西垣皇仁(3年)/赤藤晃大(3年) 指導教員:山本晋輔 教諭

田んぼのおもしろさ教えたろ!

近年、食の国際化によりお米を食べる人が少なくなり、日本人の主食が育つ田んぼへの愛が薄くなってきています。また一方で、公園や広場などの子どもの遊び場が減少し、思いっきり体を動かすことができる場も失われています。そこで私たちは、日本の主食=お米の成長を見守りながら、外で思いっきり遊べる『田舎人 ~僕らと田んぼのアヴァンチュール~』を提案します。1月には、藁で壁をつくり雪合戦のように勝敗を決める「もみ合戦」。2月は、もみ太郎と鬼に分かれゴールの鬼が島を目指す「もみ太郎」…など、月ごとに1年間の遊びをプログラム化します。これらの遊びはただ楽しいだけではなく、散らかったもみ殻が土を肥やすなど、すべての遊びが田んぼの環境を良くしています。1年間を通じて、田んぼが「米づくりだけの場」から「子どもたちの遊び場」や「地域の交流の場」へと変わり、農業の活性化につながります。

手話 DE トランプ

手話もトランプにすれば、楽しく覚えられる。

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

長谷川史奈 Fumina Hasegawa

長谷川史奈 Fumina Hasegawa

提出2日前にパネルが全くできていないことに気付き、ヤケクソで仕上げた物がまさか通るとは思いもしませんでした。そこから先生や友だちに協力してもらい、プレゼンの準備をしていきました。多くの人たちの支えがあって、プレゼンできたことを決して忘れません。メンバーの赤藤とがっきーへ。君たちと一緒に舞台に立てたことを誇りに思います。多くの学びと出会いを提供してくれたデザセンに感謝!

西垣皇仁 Kimihito Nishigaki

西垣皇仁 Kimihito Nishigaki

決勝大会出場が決定した時は、大変驚きました。提案書やパネルの制作では全く作業をせず、チームのメンバーには本当に迷惑をかけました。大会直前まで学校に夜遅くまで残り、プレゼンの練習に励みました。田んぼの撮影に協力してくれた方々や学校の友だち、本番まで支えてくれたスタッフのみなさんに感謝の気持ちで一杯です。改めて「感謝」という言葉の大切さを学びました。

赤藤晃大 Kodai Shakuto

赤藤晃大 Kodai Shakuto

決勝大会でコミュニケーションをとることが大切であると学びました。大学生や他の高校生、先生方と交流を深めることで、デザインに対する新しい考え方を持てました。また、この経験を経てデザインすることの楽しさを再確認し、社会の問題点を発見したり解決することの難しさ、チームでアイデアを出し合って意見を共有することの重要性を知りました。学んだことを今後の活動に活かしたいです。

山本晋輔 教諭 Shinsuke Yamamoto

山本晋輔 教諭 Shinsuke Yamamoto

今回の決勝大会は初出場の学校も多く、新鮮な感じで各校のプレゼンを見させていただきました。作品の方は、近年のスマートフォンの普及を背景に、アプリケーションを扱った作品が多くなった感じがしました。今回の優勝作品を通じ、改めて身の回りにある何気ない物、何気ない行為を違った角度から見つめてみることで、そこに新しいアイデアが生まれる可能性に気付かされました。一方で、審査員の方からプレゼンがひとつの型にはまりつつある点の指摘を受けました。プレゼンの準備段階で、過去の作品を参考することが多いことに起因するのか、各学校の独自色や斬新性が失われつつある点を残念に思います。昼間のデザセンの出場は今年で4回目になりますが、今回、夜のデザセンに初出場させていただきました。多くの先生方との情報交換は、デザセンは元より今後の学習を指導して行く上でも大いに参考になりました。今後のデザセンのますますの発展を期待いたします。