ニコニコ生放送視聴者賞

  • 一覧へ戻る
  • 前のページヘ
  • 次のページへ

『Touch! Protect LIFE』

九州産業大学付属九州高等学校(福岡県)
松本結(3年)/太田尾知佳(3年)/原口優希(3年) 指導教員:占部政則 教諭

触って感じて自然を保護するアプリ

絶滅のおそれのある野生動物を記載している『レッドデータブック』というものをご存知でしょうか?これは各都道府県でも独自に発刊されており、私たちの身近な自然にも絶滅危惧種が存在するのです。多くの人々に絶滅危惧種のことをもっと知ってもらうきっかけをつくるアプリとして、この『Touch! Protect LIFE』は生まれました。自分で撮影した風景写真をアプリに取り込むと、位置情報によりその付近に生息する絶滅危惧種のシルエットが画面を横切ります。それをタッチすると、ゲーム上でその絶滅危惧種は保護され、マスコットとしてデスクトップで飼うことができます。しかし、それは徐々に薄くなり7日後には消えてしまいます。愛着のわいたマスコットを残すために、「保護ボタン」を押すことにより、課金システムで環境保全活動に募金することができます。このゲーム感覚のアプリ『Touch!Protect LIFE』は、若者と環境保全の架け橋なのです。

『Touch! Protect LIFE』

触って感じて自然を保護するアプリ

二次審査時の提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

松本結 Yui Matsumoto

松本結 Yui Matsumoto

今回決勝大会に進んで、たくさんのことを学びました。自分の考えたデザインをひとつの形にしていくことの難しさや相手に伝えることの大切さです。準備期間中は何度もくじけそうになりましたが、チームの2人、友だちや家族が支えてくれて決勝大会まで乗り切ることができ、「ニコ生視聴者賞」を受賞できました。他校のみなさんとも交流できてとても楽しい3日間でした。

太田尾知佳 Chika Otao

太田尾知佳 Chika Otao

決勝大会進出の報告を受けて、最初は「嘘だろ」って思いました。大会に向けて準備をしていくうちに、もう無理だと心が折れかけたことがありましたが、他の2人の頑張りを間近で見て、私ひとりがこんなところでくじけちゃだめだと立ち直ることができました。決勝大会で受賞することができたのも、ひとえにチームの2人と先生、支えてくれた家族や友人のおかげです。ありがとうございました。

原口優希 Yuki Haraguchi

原口優希 Yuki Haraguchi

全国大会というプレッシャーに押し潰されそうになりましたが、家族や友人のおかげで最後まで頑張ることができました。上位入賞はできませんでしたが、自分たちのアイデアを思いっきり発表できたことや、生放送で多くの人に私たちのプレゼンを見てもらうことができたことはとてもいい思い出です。この大会に出ることができて本当に良かったです。

久世佳史 教諭

占部政則 教諭 Masanori Urabe

本校が決勝大会に出場するのは5回目です。私は決勝大会への出場が決まる度に、「また、素敵な体験ができる!」と喜びます。生徒たちとつくり上げていくプレゼンは、苦労しながらも楽しく取り組んでいます。この短い期間の中で生徒たちは成長を遂げます。そして、その様子を見られることに喜びを感じています。また、他校の生徒さんたちのプレゼンを生で見られるのは、貴重な機会だと思っています。本当に勉強になりました。デザインとは考えること。発想をいかに楽しむか?また、良質なアイディアをいかにして生み出すか?この難しい課題に、生徒同様私も毎年悩みます。しかし、この「デザセン」の存在によって生徒に指針を示し、私をはじめ生徒たちのモチベーションを保つことができるのです。大会運営にあたり、事務局ならびに学生スタッフのみなさんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。この大会がこれからも長く続きますことを願っています。