2009年 入賞

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『サンゴ保護パーク構想』

与勝高等学校(沖縄県)
吉濱三智(1年)/島袋優美子(1年)/島袋誠菜(1年) 指導教員:渡邉正俊 教諭

人とサンゴが共存できる保護パーク。

近年、私たちの身近な自然であるサンゴ礁は、白化現象やオニヒトデの食害などにより、壊滅的な打撃を受けました。豊かな自然を取り戻すため、総合的にサンゴを保護し、人とサンゴの共存が可能な保護パークを作ることを提案します。サンゴ礁が健全な場所を選定して保護パークとし、以下の取り組みを行うことで、サンゴの保護と回復を目指します。①周囲に海水温センサーを配置し、暖水塊が近づくと、海水冷却装置で海水温を下げる②パーク内にオニヒトデ駆除ロボットを配置し、サンゴを保護する③観察ロードを作り、サンゴに負担をかけずにサンゴと触れ合えるようにするこの保護パークを通して、サンゴ礁が保全され、人々の関心と理解が深まると思います。

『サンゴ保護パーク構想』

人とサンゴが共存できる保護パーク。

『サンゴ保護パーク構想』

人とサンゴが共存できる保護パーク。

一次審査提案パネル  PDFダウンロード

受賞者の声

吉濱三智 Michi Yoshihama

吉濱三智 Michi Yoshihama

今回、初応募で決勝大会出場ということもあり、先生から結果を聞いた時は、うれしい反面不安もありました。また、決勝大会準備ではプレゼンのやり方やシナリオ作りなど、初めての慣れない作業で、不安や戸惑い、大変なこともたくさんありましたが、チームのメンバーや渡邉先生、そして、デザセン初挑戦の私達メンバーを優しく支えて下さったチームサポートの奈々さんのおかげもあり、本番では精一杯プレゼンすることができました。

島袋優美子 Yumiko Shimabukuro

島袋優美子 Yumiko Shimabukuro

決勝大会に出場できるとは思っていなかったので、報告が来た時はうれしくて、でもいざ準備をするとなると初めてなので分からないことがあったり、練習が上手くいかなかったりと大変でした。でも周囲に助けられながら、何とか無事にプレゼンを終えることができました。とてもいい経験になりました。チームサポーターの方々、部活顧問の先生、そしてチームの仲間たちに感謝したいです。そして、また出場したいです。

島袋誠菜 Seina Shimabukuro

島袋誠菜 Seina Shimabukuro

初めての応募だったので、デザセンがどういう大会なのかあまり分かりませんでした。なので、決勝大会に行けると聞いた時は、複雑な気持ちになりました。シナリオを作るのは大変で、締め切りの3分前ぐらいに提出しました。すごく焦りました。スタッフの方たちはみんな優しく素敵でした。デザセンに出場できたことは自分にとってすごく良い経験になりました。思い出にもなり、知識も広がったと思います。

新山浩 教諭 Hiroshi Niiyama

渡邉正俊 教諭 Masatoshi Watanabe

今回初めてデザイン選手権に応募しました。右も左も分からない中、「科学同好会として日頃から調査研究しているサンゴの保護のことを提案の形でまとめてみたら」と気軽な感じで生徒に投げかけました。そして、思いもしなかった決勝大会進出の通知。喜んだのもつかの間、同封されてきた昨年度のプレゼンのDVDを見て、生徒共々固まってしまいました…。実際に持って行けないサンゴをどうプレゼンするのか、そして何とか考え出したのが模型による説明と移植の説明だけには本物のサンゴ骨格を使うことにしたのが今回のプレゼンです。そして迎えた決勝大会、他の出場校の心にせまるプレゼンと大会の雰囲気を肌で感じて、生徒達は大きな衝撃と感動を受けたようです。短い高校生活の中で、生徒に貴重な経験をさせる機会を与えていただきました。初出場の本校がここまでやれたのも、担当スタッフを始めとするきめ細かなサポートのおかげだと心から感謝しています。