修士課程 芸術文化専攻

美術史領域

【目指す人材】
芸術学領域(西洋美術史、日本美術史)においては、広く日本、欧米の最新研究に目を向けるとともに、とくに東北や山形の地域文化に育まれ受容されてきた各種美術作品の研究に成果をあげ、それによって地域社会に貢献できる人材を育成します。

【教育の特色】
文化財保存修復研究センターや東北文化研究センターとの連携により、各種機器材を用いた科学的分析や、フィールドワークを取り入れた教育を行い、美術館・博物館等の専門研究員や学芸員としての即戦力を養います。

保存修復領域

【目指す人材像】
文化財を通し歴史的調査や観察、科学的実験や材料分析、修復技術の開発など修復処置を実践する。実際に美術作品や文化財に携わる立場の人材を育てます。実社会においても自ら考え問題を克服してゆく姿勢と方法論を養います。

【教育の特色】
文化財保存修復研究センター等と連携し実際の文化財に携わり、そこから見出される多くの歴史的資料を調査記録し、その思想や技術、材料を深く分析します。それらに基づき国際基準を遵守した修復処置を施す訓練を実施します。同時に伝統的な技術も尊重し東洋絵画修復や仏像修復において古典技法をも習得でき、現代アート作品や多種な素材により構成された文化財の修復に、より改良された修復素材や技法の研究と処置も実践します。そのため美術史や修復技法と同時に美術大学では珍しい化学、物理、生物等の分野をも研究します。

歴史文化領域

【目指す人材】
少子高齢社会、経済格差により疲弊・弱体化する地域の現状に対して、自らが「遺産継承者」として主体的に問題解決に立ち向かう実行力・応用力のある人材を育成します。専門分野の学術研究者、地方自治体・企業等で活躍できる文化遺産管理者(ヘリテージマネージャー)、記録史資料の管理者(アーキビスト)、ビジュアル表現に強い学芸員(キュレーター)などを養します。

【教育の特色】
人文系、環境系学問を基盤に、地域の歴史文化を徹底したフィールドワークから探究します。歴史や伝統文化の中にある古くて新しい価値を再構築し、現代の自然や社会の調和ある発展に貢献する実践的研究を行います。東北文化研究センター・文化財保存修復研究センターが進める研究プロジェクトへの参加を通して、現場感覚を重視した実践的・実学的教育を行います。また、デザイン分野と連携しつつビジュアルな表現を取り入れた歴史文化研究を目指し、学内外での成果発表を支援していきます。

日本画領域

【目指す人材】
グローバル世界に参入する芸術家を志向し、自立した新しい視点を持って、これからの日本画を牽引する人材を育成します。今日の科学的な見識を基に多角的な視野から倫理観を持ってテーマに取り組み、平和な未来を希求する芸術家の輩出を目指します。日本文化のアイデンティティーを持ち、時代に即した平面芸術を永続的に研究して行く精神を育みます。

【教育の特色】 多様なステージを求めて、グローバル世界で発表、アプローチするためのサポートを行います。学内諸センターとの連携などを通して社会や地域連携のプロジェクトを実施し、東北の資源、地域、文化に精通することで、今日の社会における芸術の意義を推進します。また、歴史的認識に基づいた分析と学際的な見識を備えた文化論を、領域を超えた研究交流を通して幅広く獲得します。

洋画領域

【目指す人材】
時代認識と批評精神を持ち、時流とは一線を隔す独自の美術観を社会へ発信し得る作家を育成する。美術が持つ幅広い機能を豊かな社会の構築に寄与し得る人材を育成します。

【教育の特色】
領域の枠(洋画・日本画・版画等)を取り払った研究環境、指導体制を実施する。レビュー(学内研究発表)を軸にしたカリキュラム、画廊や美術館との連携による学外発表、地域や社会と共に作り上げるアートプロジェクト等を通して造形的多視点の獲得と自己認識力の育成を図り、創造的活動の実践を行います。

彫刻領域

【目指す人材】
常に自由な精神を尊重し、作品制作並びに芸術理論研究等により、個々の創造力を高度なレベルにまで育成し、将来的に立体部門の専門家になっていく人材を輩出することを目的としています。

【教育の特色】
カリキュラムでは作品制作を軸とした授業の他に、美術界への積極的アプローチおよび専門家としての在り方や必須の要件について実践的に学びます。また将来、専門家として活躍する在学生および修了生に対する支援(発表場所の提供・広報活動等)を積極的に行います。

工芸領域

【目指す人材】
新たなる視点から東北や地域の再発見を踏まえ、工芸としての伝統技術を高度に使用した作家を育て、作品をとおして現代の社会に新たなる視点を提案出来る人材を育成します。

【教育の特色】 素材の融合、高度な伝統技術の習得、多種多様な素材研究を特色とし個性と創造性の発揮する事を目指します。また、密度ある作品制作からインテリア、建築、公共空間への展開がはかれる制作の手法を身に付け、作家として自立出する事を目標とします。

芸術総合領域

【目指す人材】
現代の芸術表現は多様化して、従来までの素材、技法によって分けられた領域区分は意味を失いはじめています。領域を超えて学際的に「新たな表現活動の可能性、価値の創出」を追求し、クリエーティビティ豊かな国際的美術家、マルチクリエーターを育成します。

【教育の特色】 担当教員は芸術文化領域、デザイン工学領域から構成されており、集中的な個別指導が行われ提案されるテーマや手法に対しても多様に対応しています。