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テキスタイルコースが取り組んでいるカリキュラムの特徴は、テキスタイルの核を形成する“素材”の研究と、それを使用しての実験的な表現への挑戦です。「紅花・藍プロジェクト in 芸工大」と、“ペルソナ(仮面)”をテーマとした作品展を授業の大きな軸として、自然を学び、様々な技術や考え方を取り入れながら、表現力を高めていきます。
大学敷地内にある畑を「染料博物館」と名付け、1年次から自らの手で紅花や藍を種から栽培。紅花を摘んで紅餅を作り、それを染料にして冬にワークショップを行います。大切なのは、山形という土地に根ざした天然の草木を自ら育て、収穫するということ。その過程から得る自然のパワーや新しい発見は、造形を生み出す大きなきっかけともなります。
2年次の後半には“ペルソナ(仮面)”をテーマにした作品展を企画します。これは自分自身を深く探り、様々な角度から自己を見つめ、作品に写し出すというもの。自らの身体考察を行っていくなかで、学生一人ひとりが知的好奇心と感情の豊かさをもたらすと同時に、創作活動の上で重要な発想の根源を養っていきます。
テキスタイルに欠かせない“色”。草木染めした糸を炭酸や鉱物を含んだ肘折温泉の源泉で媒染し、作品に仕上げて温泉街に展示する演習も実施します。また「染料」だけでなく、学内の敷地や周辺地域の断層面を探し、その土の粒子を選別して色の素となる「顔料」も抽出するなど、地域の特性を活かした様々な色との出会いの機会が広がっています。
大地ー人間ー創造を結びつけるテキスタイルにとって、他分野との繋がりも欠かせません。プロダクトデザイン学科と共同で道具入れと椅子の二つの機能を兼ねた「オカモチイス」を考案。また、現代舞踏家や伝統工芸職人や現代アーティストを講師に招くなど、分野の枠に捉われず、様々な世界観に触れます。四年間を通じて自らの可能性を豊かにしていきます。

卒業時取得可能資格:小学校教論一種免許(中学校教論一種免許取得者が、指定の通信科目を受講することで取得できます)、中学校教諭一種免許(美術)、高等学校教諭一種免許(美術)、学芸員