九州研修旅行

 

九州研修旅行
九州の歴史、文化、人に触れ、今を生きる自分を見つめ直した旅。
吉野ヶ里遺跡から始まり、軍艦島や虹の松原、熊本城に西都原古墳群…。中でも強く印象に残っているのが、大分県日田市の小鹿田(おんた)です。ここで作られる焼物は小鹿田焼と呼ばれ、国の重要無形文化財にも指定されています。現在は開窯時から続く10軒の窯元が、一子相伝の技法で小鹿田焼を作り続けています。レンガ造りの窯、粘土を干す光景、唐臼が原土を砕く音。どこか懐かしい風景の中でも、そこに流れる空気は凛としていました。便利なもので溢れる現代、自分の手で作るというプライドに感じる、小鹿田の人たちの強さ。これからもこの美しい景観や伝統技術が継承されていくには。伝統文化と観光の両立とは。ここでは様々なことを考えさせられました。これからも歴史や文化に触れたときには、その表側だけでなく裏側にこそ目を向け、伝統を受け継いできた人々の思いやそれらを受け継いでいくためのヒントを見落とさないようにしたいです。(笹原理美/歴史遺産学科)