本学と山形東高校が教育連携協定を締結|探究型学習のカリキュラムを共同開発

東北芸術工科大学と山形県立山形東高等学校(以下山形東高校)は、山形東高校の探求型学習を強化することを目的とした教育連携協定を締結しました。

今年度から、山形東高校は、探求型学習を推進するために、新たに「研究科」を設置します。これにより、探求型学習で重視される課題解決を考え・実行できるスキルを生徒に指導するにあたり、本学で実施している「※デザイン思考」を取り入れることになりました。高校の新カリキュラム設計するにあたり、本学が山形東高校を支援します。

具体的には、2018年4月に1年生全員を対象として、探究型学習へ取り組む際の基本的な考え方や取り組む姿勢について本学教員が講演をします。また、同年12月に、国際探究科および普通科文系の生徒を対象に、「デザイン思考」のプロセスを体験するワークショップを、本学を会場に実施します。その他、現場の要請に応じて地域理解やクリエイティブを専門とする本学教員の出張授業や、講師派遣も行います。

■探求型学習及びデザイン思考に関して:pdf

【山形東高校が考える「探究型学習」】
授業や身近な経験の中で自ら見つけた課題について、基礎的な知識・技能と思考力・判断力・表現力を総合的に活用しながら、主体的・協働的に解決に取り組む学習。課題発見スキル(発想法など)・情報収集スキル(データ収集、論文検索など)・情報分析スキル(統計処理など)のほか、情報を発信するためのプレゼンテーションスキルや自分の考えを的確に伝えるためのディベートスキルも必要とされる。

【東北芸術工科大学と協定を結ぶ意味】
1)開学当初より貫く、「自ら学び、考え、行動する力」=2つのソウゾウリョクを軸とした教育。地域と連携した実学。
2)Visual Thinking 思考の可視化を表現すること、芸術・デザインならではの得意な領域である。
3)東桜学館中学校「未来創造プロジェクト」への参画 2016-2017年度の実績がある。
4)コミュニティデザイン学科、企画構想学科など地域課題解決型の実践的教育手法を共有できるメリットがある。

【これまでの本学の取り組み】
こうした本学のデザイン思考教育等を授業に取り入れている事例としては、仙台市の宮城野高校普通科が本学・企画構想学科と連携して授業を行っているほか、県内では、山形県立東桜学館中学校の特色ある教育として位置づけられる「未来創造プロジェクト」において、教科の枠を越えた探究活動の授業開発や実践協力を実施。山形県立山形西高校では、1年生全員が総合的な学習の時間で、本学が主催する高校生による問題発見・解決力を競う全国大会「高等学校デザイン選手権大会」へ提出する企画書作成の授業を展開しています。

【本学の今後の目標】
山形県内をはじめとする中高教育現場との連携により、デザイン思考を用いた探究型学習のカリキュラム開発および実践と検証を重ねます。また、これらの実践で得られた成果を、教育リソースとして全国の教員や自治体関係者へ共有し、かつ定期的に意見を交わす場として「探究型学習研究大会」を開催します。

本学が、探究型学習に関する多種多様な情報やスキルの集約拠点となることで、山形県独自の探究型学習の授業モデル創造と全国への発信に繋がり、ひいては探究型学習の更なる普及と、未来を生き抜く力を持った人材の育成に貢献することを目指します。

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