開催中:山形藝術界隈 年間山形藝術界隈展(石巻のキワマリ荘 プロジェクト)のご案内


本展覧会は、有馬かおるが企画するキャラリー「GALVANIZE gallery」石巻のキワマリ荘 1F)にて、山形藝術界隈が1年間を通して企画・展示を行なうプロジェクトの初回展示となります。

山形藝術界隈(2016-)は、山形ビエンナーレ 2016 期間中に開催されたアートの市「芸術界隈」(ディレクター・三瀬夏之介)から派生した芸術運動体です。絵画・音楽・パフォーマンス等それぞれの表現活動を行なうメンバーが集まり、既存の枠組みに捕われない新たな作品制作・発表のあり方を模索する実験的な活動を行なってきました。

昨年(2017年)は、山形・ミサワクラス、山形・白鷹町文化交流センター、東京・新宿伊勢丹(ISETAN ニューアーティスト・ディスプレイ)山形・鶴岡アートフォーラム(東北画は可能か?/三瀬夏之介個展 関連企画)での各種展示を行ないました。

REBORN ART FESTIVAL 2017(以下:RAF2017)参加アーティストの有馬かおる(1969-)は、RAF2017終了後も石巻に残り多目的スペース「石巻のキワマリ荘」を運営しています。有馬は過去にも「犬山のキワマリ荘」(愛知・1996-)、「水戸のキワマリ荘」(茨城・2007-)の立ち上げ・運営に携わり、地方におけるアーティストの自立システムの構築をいち早く実践してきた人物でもあります。2018年2月から1年間の予定で実施される本プロジェクトは、地方都市・山形におけるアーティストの自立の可能性を問う実践(アートの市「芸術界隈」)から派生した運動体である山形藝術界隈と、地方におけるアーティスト自立システム構築の実践者である有馬との必然的な出会いから生まれたものとも言えます。

このプロジェクトのご興味のある方は、是非ご高覧ください。

詳細情報:フライヤーpdf

【山形藝術界隈友の会】
本プロジェクトをきっかけにして、「山形藝術界隈友の会」を発足します。これは、地方都市におけるアーティストの自立可能性を「経済」の側面から試みる新たな実践です。アーティストが自立するために必要な経済活動=金銭による報酬を得ること)を「壺」というシンボルを使い可視化するこの試みは、「ファンディング」の仕組みを取り入れた極めて具体的な取り組みです。壺は元来、食糧の貯蔵や水や酒などの飲料の運搬に使われる道具ですが、装飾品とすることを目的として作られる場合も多く、古くから美術作品としても親しまれてきました。一方で、霊感商法など実態価値のないシンボルとしても壺は良く知られた存在でもありますが、芸術・美術そのものも様々な状況下においては、実態価値のないものとして認識されることも多々あります。このような価値の揺らぎが激しい芸術・美術のフィールドにおいて、そしてその理解者が絶対的に乏しい地方では、どのような経済活動(=アーティストの自立)が実践できるのでしょうか。「ファンディング」という具体的な経済システムの仕組みを取り入れながら、地方におけるアーティストの自立について、展覧会と平行して考察していきます。

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