深井聡一郎准教授がモデレーターを務める展示「漂泊之碑/floating monuments 」を、11/17(金)学内ROOTS & techniqueにて開催


美術科工芸コースの深井聡一郎准教授がモデレーターを務める展示「漂泊之碑/floating monuments 」を11月17日(金)に学内ROOTS & techniqueにて開催します。本展では、下道 基行氏が制作した沖縄に漂着した瓶を使ったガラス食器をご覧いただけます。下道氏は会期中、深井准教授や来場者との語らいを通して、プロジェクトのさらなる可能性を模索します。この機会にぜひ足をお運びください。

[ 漂泊之碑/floating monuments ]
下道 基行× 深井 聡一郎(モデレーター)
会期:2017年11月17日(金) 随時 トーク、勉強会開催
時間:9:00〜20:00
会場:ROOTS & technique(東北芸術工科大学 芸術研究棟C ギャラリースペース)
住所:山形市上桜田3-4-5
※展示は17日(金)のみと変更になりましたのでご注意ください。(11月14日現在)


展示に寄せて

下道は2014年より沖縄のフィールドワークを始めた。彼はその中では琉球ガラスの歴史に出会い、職人とのコラボレーションをはじめる。

「ガラスは留まって見えても、実は流動的な存在です。 あなたが浜辺から拾て来たいろんな種類の漂着のガラス瓶なんかを窯で混ぜ合わせると、 その出来上がったガラスはもし目の前で形になっても、いつか突然破れてしまうものでしょうね。」

中国や韓国や日本や台湾、沖縄の浜辺には様々国々からたくさんのガラス瓶が漂着する。 ある時下道は、沖縄の島々を旅しながら漂着瓶を拾い集め、琉球ガラスの職人さんに会いに行くとそのような事を言われ、 それ以来1年に一度、共にそれらを砕いて窯で溶かし、新しいガラス食器を作ることはじめた。 こうしてできた食器は、いつか破れるかもしれない緊張感を内包してたまま存在し続けている。 今回ROOTS & techniqueでの展示会期中に下道は深井や学生たちと語り合うことで、プロジェクトのさらなる可能性を模索する試みをする。

下道 基行
1978年岡山県生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。大学卒業後4年間、時間をみつけては日本全国を旅し、2005年日本全国に残る 軍事遺構 の現状を調査撮影した『戦争のかたち』をリトルモアより出版。その後、自らの祖父の遺した絵画を追って旅したシリーズ『日曜画家/Sunday Painter』を展示と手製本の写真集で発表。その他、2004年より日本全国で放置されている軍事遺構を一時期だけスクウォット/再利用/イベントを起こしながらそれを記録していくプロ ジェクト「Re-Fort PROJECT」。2006年より日本の国境線の外側を旅し、日本植民地時代の遺構の現状を調査する『(torii)』、最近では用水路に架けられた木の板やブロックで出来た”橋のようなもの”を撮り集める『bridge』など。幼い頃、近所の崖に貝塚を堀に出かけたり古墳に関心を持ち、考古学者になることを憧れていた。現在では、写真や文章を表現手段に、モノ/コトの残り方/消え方、それらを内包する風景の在り方など、目の前に広がる風景に興味を持ち、旅やフィールドワークをベースに、表現を続けている。 http://m-shitamichi.com/

カテゴリー