「世界大学学長賢人会議」が根岸学長、石﨑教授を招待

1.世界大学学長賢人会議とは
■会議の沿革と概要
世界大学学長賢人会議(Global Colloquium of University Presidents)は、国連の事務総長が国際社会政策の諸課題における世界の学術コミュニティの参画を呼びかけたことに対して、ニューヨーク近隣の5大学(コロンビア大学、ニューヨーク大学、プリンストン大学、ペンシルバニア大学、イエール大学)の学長が発起人となり、立ち上げたものです。この5大学が主催で、国連事務総長を代表として行っています。国連の関わり方としては、毎回の会議で国連事務総長が総会の議長を務め、夕食会でスピーチを行います。 第1回賢人会議は、2005年1月に、米国コロンビア大学において、「学術自由、移民に関する国際協力」をテーマに開かれました。これまで7回開催され、前回の会議は、ニューヨーク大学で2013年に開催され、「地球における公衆衛生」をテーマに、世界18か国26大学が参加しました。今年の第8回会議は「文化財の保存」をテーマに20か国30大学が参加します。 過去に日本から参加した大学は、国連大学、東京大学、京都大学の3校です。 会議のプログラムとしては、国連事務総長の基調講演、全体会議による論議、学長のセッション、専門家のセッションを予定しています。

2.開催日時・会場
2016年4月12~13日、会場はイエール大学 (アメリカ)

3.なぜ東北芸術工科大学が招待されるのか
2016年の賢人会議のテーマが「文化財の保存」で、イエール大学の文化財保存研究所所長のステファン・サイモン氏が実行責任者を務めます。サイモン氏は、東北芸術工科大学文化財保存修復研究センターの石﨑武志教授の業績に精通しており、東北芸術工科大学が会議に参加することにより、討議に大きなプラスをもたらすと判断し、文化遺産保存に関して、日本を代表する大学として招待されます。 会議では、国連事務総長への提言を前提に、文化遺産保護を促進するための実践と、政策の改善提案を策定する予定です。 東北芸術工科大学はアジアの代表として、会議出席者に対して、日本、アジアにおける文化遺産保存の現状や問題に関する概要説明を行うとともに、国際的な課題となる気候変動や災害への対応策の提言、参加大学との今後の連携可能性についての検討を行う予定です。 本学の会議参加者は、根岸吉太郎学長、石﨑武志・文化財保存修復研究センター教授です。

4.石﨑教授のプロフィール、専門分野
1954年生まれ、61歳。東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター教授。 北海道大学の地球物理学科を卒業後、同大学で博士号を取得。その後、北海道大学の低温科学研究所の助手となり、石造文化遺産における凍害について研究。1996年、国立東京文化財研究所に移り、保存科学部に勤務。併せて、東京芸術大学大学院の教授(連携併任)を兼務。石崎はかねてから歴史的な建造物や遺跡における水分移動に関する研究を行ってきており、適切な保全方法を開発し、歴史的建造物と遺跡の環境条件に関する理解を深めるためにシミュレーション技術を活用しています。 2007年、石崎は国立東京文化財研究所・保存修復研究センターのセンター長就任。 さらに2013年、国立東京文化財研究所の副所長となり、2014年9月まで務めました。 現在の東北芸術工科大学・文化財保存修復研究センターの職務は2014年10月から。

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