学びを通じた地方創生コンファレンス山形大会を開催

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文部科学省平成27年度 「学びによる地域力活性化プログラム普及・啓発事業」
学びを通じた地方創生コンファレンス山形大会
「地域社会を担う若い人材を育成する社会教育の可能性」 参加者募集

■大会の目的
地域づくりにおいて次世代の担い手をいかに育成するかは、重要な課題です。しかし、東北各県では若い世代の人材流出が続いています。さらに、戻ってきたいUターン者に対しての受け入れ態勢にも課題があります。都会で過ごしたUターン者にとって、地縁組織に自ら入るのは容易ではありません。いかに、Uターン者を地域コミュニティに関わってもらうかを考える必要があります。
この課題に対し、本コンファレンスでは、2つのテーマを掲げ、討議していきます。
一つは、「次世代の担い手育成のために、高校時代にできる社会教育とは何か? 」
もう一つは、「戻ってきた若者を地域コミュニティにつなぐために、社会教育機関は何ができるか? 」
地域が存続していくために、出郷前にやるべきことと、Uターン時にやるべきことを整理し、どのような仕組みが必要か、また、その可能性について議論していきます。事例研究では、報告にとどまらず、ワークショップによって、社会教育による地域課題解決に普遍的に活用できる手順と共通言語をファシリテーターが導き出し、参加者の成果物とし持ち帰ってもらいます。国、地方行政の社会教育課職員、福祉、まちづくり、教育委、中学高校、大学関係者は勿論、これからの地域社会づくりに興味のある多くの方の参加をお待ちしております。
そして、コンファレンス終了後、参加者が連携して自主的・自律的な活動・交流や情報交換を継続している状態を目指します。

■日時
平成27年11月20日(金)13:00~22日(日)12:00
21日と22日で提言をまとめますので、両日はともにご参加ください。

■場所
東北芸術工科大学
本館301講義室(山形市上桜田3-4-5)

■申し込み方法・定員
参加費:無料
定員:300名
下記申込フォームよりお申し込みください。
http://www.tuad.ac.jp/2015/09/51096/

■問い合わせ先
東北芸術工科大学 大会事務局(五十嵐)
℡:023-627-2007
Fax:023-627-2185
E-mail: conference@aga.tuad.ac.jp


学びを通じた地方創生コンファレンス山形大会プログラム(※内容は変更となる場合があります)

11/20(金)1日目【実践研修】
公民館をフューチャーセンターにしよう!

フューチャーセンターとは、企業、政府、自治体などの組織が中長期的な課題の解決、オープンイノベーションによる創造を目指し、様々な関係者を幅広く集め、対話を通じて新たなアイデアや問題の解決手段を見つけだすために設けられる施設です。この場所で行われる話し合いをフューチャーセッションと呼びます。
元来、公民館とは地域の課題を地域の人たちで解決するための学びの場。ある意味、フューチャーセンターそのものだと言えます。フューチャーセンターにも学びや研修施設がありますが、公民館と大きく違うところは、フューチャーセッションという課題解決に向けた対話の場が、専門家によってデザインされていることです。専門家は、持ち込まれた課題に対し、適切な参加者を選択し、話し合いのプログラムをデザインします。つまり、幅広い人脈を持ち、ファシリテーションとワークショップデザインスキルを兼ね備えている人材です。
今回は、フューチャーセンターの概要を学ぶとともに、フューチャーセッションはどんなものなのかを実際に体験することで、公民館の新たな可能性を見出すことをねらいとします。

■内容
1.レクチャー 13:30~14:20
「フューチャーセンターって何?」
講師:岩井秀樹(㈱キュムラス・インスティチュート 代表取締役)
岡崎エミ(studio-L、東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科副学科長)
内容:
・フューチャーセンターって何? 国内外の事例を踏まえて
・フューチャーセッションをするために何が必要か?
→多様性、問い、楽しくかつ安全に話し合える空間とプログラム
・フューチャーセッションを開くためのステップ

2.フューチャーセッション 14:30~18:00
「公民館は、高校生が地域活動するために何ができるか?」
参加者:社会教育関係者(行政機関)、民間社会教育団体、高校教諭、高校生、大学生、地域NPO
フューチャーセッションの有識者など100名
ファシリテーター:岡崎エミ(東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科准教授、studio-L)

3.ふりかえり 18:00~18:30

 

11/21(土)2日目【事例研究】
「新たな社会教育の可能性について、まちづくりの視点から論議する」
~次世代の担い手育成のために社会教育は何ができるのか?~

ボランティア部など一部の部活動をのぞいて、地域活動に参加する時間が極端に減るのが高校生である。その一方で、進路を決定する重要な時期でもあるのだが、進路先としての地元の可能性に触れることはほとんどない。地域にはどんな魅力や可能性、また課題があるかを知らないまま、都市部に進学・就職などで出ていった若者は、地域に戻るというモチベーション(動機)が低く、そのまま就職や結婚することで、人口の流出は確定していく。
そんな中、復興支援の延長線上で、高校生の地域づくりに携わり一定の成果を上げている団体が、被災地にある。いしのまき学校(石巻市)、NPO底上げ(気仙沼市)、NPOカタリバ(女川、大槌)、宮っこベース(宮古市)、ischool(気仙沼市、福島市、遠野市)などである。これらのNPOのすべてが、Uターンを目的にした活動ではないにしろ、地域づくりをテーマにした活動をすることによる高校生の意識の変化は大きい。また、高校生が地域づくりに関わることで、他世代への刺激につながるケースも多い。震災後4年半過ぎたところで、これら高校生が地域づくりに参画したことでの、高校生自身の学びと意識の変化について、さらには地域への波及効果などについて報告する。
また、こうした動きをより活発化するための方策として、高校と地域の連携をいかに行うかという点においても、岐阜県立可児高校の事例を紹介しながら、仕組みづくりのヒントを探っていきたい。

■内容
1.全体会 9:00~12:30
・趣旨説明
・事例発表
◎「地域NPOとの連携で実現した高校生の地域活動」
浦崎太郎(岐阜県立可児高校教諭)
◎「高校とまちづくり協議会との連携」
眺野大輔(富士市教育委員会 指導主事)
◎「被災地での高校生の地域活動」
矢部寛明(NPO底上げ)
◎「高校生の成長する場としての地域~マイプロジェクトの取り組み~」
今村久美(NPOカタリバ 代表)
◎「私たちの地域体験」
秋田北鷹高校家庭科部(北秋田市)、松田淳子(北秋田市職員)

・パネルディスカッション

2.ワークショップ 13:30~16:00
・テーマ別分科会①高校×地域
◎「進学校の地域活動」FA浦崎太郎
◎「高校と行政と地域の連携づくり」 FA眺野大輔
・テーマ別分科会②高校生×NPO
◎「ベンチマークとしてのマイプロとデザセン」FA今村久美、東北芸術工科大学
◎「被災地で生まれた高校生プロジェクト」FA矢部寛明、FA早川輝(宮っこベース)、FA斉藤誠太郎(いしのまき学校)
◎「企業による被災地支援と人材育成」FA山田俊哉(遠野みらい創りカレッジ)
・テーマ別分科会③高校生×地域活動
◎「被災地での活動と自分の成長」(底上げYouth)
◎「地域づくりで学んだこと」(秋田北鷹高校家庭クラブ)

3.各分科会のまとめ発表 16:00~17:00

4.ふりかえり

11/22(日)3日目【討議】
「戻ってきた若者を地域コミュニティにつなぐために、社会教育機関は何ができるのか?」

地域コミュニティからしばらく離れていた若者が、地域づくりに参画するのには、意識的なハードルが高い。それを地縁と志縁の両方の組織で上手く取りこみ、次世代の担い手として教育しているのが、山形県川西町吉島地区にあるNPO法人きらりよしじまネットワークである。地域公民館の指定管理を受けた中間支援組織でありながら、テーマ型コミュニティ支援だけでなく、地縁コミュニティの持続的な活動を自らが中心となりながら運営いる同団体の事例を下に、戻ってきた若者の地域活動への参画の仕組みづくりについて考察する。
■内容
1.全体会 9:00~10:00
・基調講演「地域コーディネーターがつなぐ若者と地域」 高橋由和(きらりよしじまネットワーク事務局長)

2.ワークショップ10:00~11:30
「次世代育成のために社会教育機関は何ができるのか?」

3.ふりかえり11:30~12:00

4.閉会12:00

 

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