古澤茂堂 理事長就任のご挨拶

「藝術立国」の理念実現に向けて

学校法人東北芸術工科大学 理事長 古澤 茂堂

東北芸術工科大学は1992年に、山形県と山形市の皆様のお力添えで、自然豊かな東北の地、山形に開学致しました。今年度で24周年目を迎えますが、開学以来「東北ルネサンス」運動を展開し、「藝術立国」に至る道として、「想像力」と「創造力」を育む芸術・デザインの教育を柱に、社会の課題を解決できる人の育成に取り組んでまいりました。

この、芸術とは、芸術を学ぶ事とは、どういう事でしょうか。
芸術の本質とは、世の中の多くの人の不幸を幸せに変えていく、原動力です。

人は、理屈では動きません。たとえ動いたとしても、心からは動きません。何が人間を動かすのか。それは心に生まれる「感動」です。自らが考え、良心をもって行動することで、相手に感動を与えます。その感動の連鎖が社会を良い方向へ切り拓いていくのです。その芸術・デザインの力を確信しているからこそ、本学が存在しています。そのような理念に沿って、今後も全ての教職員は学生一人ひとりへ真摯に向き合ってまいります。

さて、この四半世紀の間に、日本の状況は大きく変化したと言えるでしょう。特に、3年半前の東日本大震災は、本学にとっても非常に大きな出来事となりました。この震災が、日本という国が抱える様々な課題を一度に浮かび上がらせ、正に「想像力」と「創造力」を活かすことのできる人の必要性を顕在化させたのではないでしょうか。特に東北には、地方の衰退、地域の再生が大きな課題として横たわっています。少子高齢化は刻一刻と加速し、日本の人口は減少し、経済活動は縮小していきます。この打開のためには、日本が抱える課題を創造的に解決できる実践力をもった人材の育成が急務です。そして、東北に存在するこの大学は、地域との連携を一層強化し、教育界や経済界、県民・市民の皆様からの期待に応えていかななければなりません。これまで以上にスピードを早め、教育改革を推進していく必要があるのです。それが、いま私に課せられた最大の任務と受け止めております。

東北芸術工科大学が永続的に社会から求められる大学として成長し、一人でも多くの芸術を志す若者の育成ができるよう、教職員共々、不断の努力をしてまいります。

2014年11月1日

新理事長略歴

古澤 茂堂(ふるさわ・しげたか)

昭和11年生まれ、78歳
昭和36年3月 中央大学法学部法律学科卒業
昭和39年4月 山形県弁護士会登録
昭和61年7月 山形県人事委員会委員長
平成5年12月 学校法人東北芸術工科大学監事
平成11年12月 学校法人東北芸術工科大学常務理事
平成12年4月 学校法人東北芸術工科大学副理事長
平成20年12月 学校法人瓜生山学園副理事長
平成26年11月1日 学校法人東北芸術工科大学理事長

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