平成26年度科学研究費補助金・助成金の採択について

歴史遺産学科の謝黎講師が研究を進める「『民族衣装』の創成と衣生活の変遷に見る東・東南アジア『華人性』の再構築」が、独立行政法人日本学術振興会の「平成26年度科学研究費補助金・助成金」の研究種目「基盤研究(C)」として採択されました。

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」で、専門家や研究者による審査を経て、独創的・先駆的な研究に助成が行われます。
◎科学研究費助成事業:http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/

 

採択概要

研究課題名:『民族衣装』の創成と衣生活の変遷に見る東・東南アジア『華人性』の再構築
本学教員所属・氏名:芸術学部歴史遺産学科講師 謝黎(研究代表)/(研究分担者なし)
期間:3年
直接経費:370万円
間接経費:111万円
合計金額:481万円

 

研究目的(概要)

本研究の目的は、「衣」の変化に焦点を当てることにより、19 世紀後半から20 世紀にかけての東・東南アジアにおける華人社会の生活文化とアイデンティティの変遷を探り、それが現在見られる「華人性」にどのような効果を及ぼしているかを探ることである。近代的(モダン)なファッション(「時装」)と、伝統を継承する「民族衣装」との間の関係を軸に、①当時の植民地的モダニティの形成と、②出身地と居住地との生活文化の連続と断絶に関わる感受性、および、③文化的帰属意識の特徴を探求する。2 つの服飾形態の通用をみることによって、「もの」の移動と流用・模倣などによる地域と民族の境界の乗り越え方に目を向ける。中国本土(上海)を基点に、台湾ならびに華人文化の存在が顕著なマレーシアを視野に入れた三角測量的研究とする。

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