公開シンポジウム「日本と中国にみる文化継承リスク―伝統は生き残れるか―」

日時:2月8日(土)9:15~16:00(8:45開場)
会場:東北芸術工科大学本館4階407講義室
参加:入場無料、要申し込み

 

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東北芸術工科大学東北文化研究センターでは、地域再生の学として「東北学」を提唱し、その実践的研究として平成19年度から2期、10年間にわたり文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業「オープン・リサーチ・センター整備事業」を実施しました。その流れを汲んで、平成24年度からは、文部科学省私立大学 戦略的研究基盤形成支援事業『環境動態を視点とした地域社会と集落形成に関する総合的研究』に取り組んでいます。この度、本研究センターでは、公開シンポジウム「日本と中国にみる文化継承リスク―伝統は生き残れるか―」を開催いたします。

東日本大震災や、農山村漁村で急速に進む少子高齢化、若年人口の流出は、集落維持に関わる社会制度(村のしきたり)や文化の継承システム、地域アイデンティティといった側面にも影響を及ぼしています。高度経済成長期以降の産業構造の変化に伴い、東北地方に限らず、近年、国内では広く地域再生や集落再編のあり方が盛んに議論されています。

しかし、この議論には、集落や地域というものがいかに形成され、あるいは維持されてきたかを長期にわたる通史的視点から明らかにし、その上で地域再生や集落再編のあり方の新たな理念を構築することが極めて重要であると考えます。

また、現代における集落や地域の再生の問題は、中国やロシアの少数民族にも共通する悩みです。これらの国では、数多くの少数民族が各地域に分かれて暮らしていますが、1970年代以降の国家政策や、グローバル資本主義などの影響を受け、彼らが営んできた伝統的生業、あるいは地域社会の核となる精神文化が変容しつつあります。そうした人々はいかに生業形態を変え、集落を再編しながら現在暮らしているのでしょうか。本シンポジウムでは中国の少数民族社会と日本社会との比較をとおして、文化の継承および集落維持のあり方について議論します。お誘い合わせのうえ、どうぞご来場ください。(東北芸術工科大学東北文化研究センター所長 田口洋美)

プログラム

【基調講演】
9:15-10:00 田口洋美「イエ制度の崩壊と地域の未来」
【中国南部からの報告】
10:00-11:00 阿部朋恒「ハニ族『集落(puvka)』おける文化継承システムと現代的変化」
11:00-11:45 謝黎「ラフ族とハニ族の狭間に生きる―苦聡人とは誰か?」
11:45-12:45 昼食(本学学生食堂をご利用ください。)
【中国北部からの報告】
12:45-13:45 思泌夫「敖魯古雅トナカイエヴェンキ人にとって“定住”とは」
13:45-15:00 侯儒「“伊玛堪”(イマカン)の語り手が直面している課題-ホジェンにおける文化継承問題」
15:00-15:15 休憩
【総合討論】
15:15-16:00「現代における文化継承問題」

主催・お問合せ・お申込み

東北芸術工科大学東北文化研究センター
TEL:023-627-2168
HP:http://blog.tuad.ac.jp/tobunken/
メールお問い合わせ

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