平成25年度科学研究費補助金・助成金の採択について

映像学科教員が研究を進める「デジタルシネマ時代における小規模映画の上映形式の研究」が、独立行政法人日本学術振興会の「平成25年度科学研究費補助金・助成金」の研究種目「基盤研究(A)」として採択されました。本学としては、予算規模が2千万円以上の基盤研究(A)の採択は初となります。

科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金/科学研究費補助金)は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」で、専門家や研究者による審査を経て、独創的・先駆的な研究に助成が行われます。
◎科学研究費助成事業:http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/

 

採択概要

研究課題名:デジタルシネマ時代における小規模映画の上映形式の研究
本学教員所属・氏名:デザイン工学部映像学科教授(学長)根岸吉太郎/同教授 加藤到/同教授 西村宜起/同准教授 前田哲/同准教授 岩井天志
期間:4年
直接経費(申請金額):42,360(千円)
間接経費:12,708(千円)
合計金額:55,068(千円)

研究目的(概要)

デジタルシネマの普及に伴う映画上映方式(記録フォーマット)は、現在画一化されつつあり、映画やCG、アニメを学ぶ学生をはじめとした、日本を含む全世界の小規模映画制作者から作品発表の機会を奪う危険性を有しています。これは世界的な完全デジタル移行が間近に迫った今、喫緊の問題となっています。

本研究では、デジタル上映方式の画一化によって登場した記録・上映方式(記録フォーマット)「DCP」に焦点を絞り、現在の制作・上映環境の実態調査を行います。また得られた知見をもとに、小規模映画制作者にも対応した作品のDCP化を含むデジタルシネマ制作工程を開発します。これにより学生によるデジタルシネマ制作およびDCPによる上映体制を確立し、作品発表の手段を確保します。また同時に、デジタルシネマに対応した映像教育と人材育成の基礎の構築を目的とします。

さらに、小規模映画の代表格と言えるドキュメンタリー映画の制作現場や国内外の映画祭も調査対象とし、平成27年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の開催にあわせて各国の映画監督や映画祭関係者を招き国際シンポジウムを実施する予定です。

 

 

※平成22年度以来の新規採択では、基盤研究(B)「野生動物の生息域拡大期における都市防衛システムの開発に関する環境学研究」、基盤研究(C)「芸術的感性におけるスピリチュアリティの占める位置に関する量的及び質的研究」などがあります。

 

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