池田将友さんの書き下ろし小説『弁当男子』が、PHP研究所から出版されました

生産デザイン学科(現:プロダクトデザイン学科)卒業生の池田将友さんが2012年に都内のコンテンツ系企業数社が主催した小説コンテスト「第1回”Arigato” Novels Award」(通称・ありがとう大賞)で特別賞を受賞した作品『弁当男子』が、PHP研究所から書きおろしの単行本として出版されることとなりました。
池田さんは長井市出身で、アルバイト(フリーター)をしながら小説を制作。小説を書くにあたり、学生時代に製品デザインに関しての商品構想、フォルムや機能性の追求、マーケティングなどを学んだ視点で「デザインの手法にみられる不要なものをそぎ落としていく感覚が、物語の構成に役だった」としています。現在、次回作の執筆に着手しています。
インタビュー詳細は以下をご覧下さい。
関連ページ:http://yamagata-np.jp/localnews_pickup/okitama/kj_2012112700859.php

 

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◎あらすじ
高校生の島本大地は、学校の屋上で一人で昼飯を食べていた。女手ひとつで大地を育てる母親は働きずくめで、彼の昼食はいつも購買部のパン。美術教師の万場博は、なぜかそんな大地をかまいに、屋上にやってくる。ある日、「俺の作った弁当。食べろ」と、美味しくなさそうな弁当をよこしてきた……。なかなか素直になれない大地であったが、万場の強引なペースに巻き込まれ、なぜか連日のように手作り弁当を食べることになるのだった。そんなある日、大地へ母親がある告白をした。「会わせたい人がいるの」 ――その言葉の意味を察し、逆上する大地。見かねた万場は、大地に提案をする。 「母親の相手の男とやらを、素行調査しよう」 ……万場と探偵まがいの調査を始めた大地。そこで見た、母親の本当の思いとは?第1回「ありがとう大賞」特別賞受賞の感動作。

◎最終選考員による選評
「荒削りながらも、魅力的な作品」。それが、多くの選考員がこの物語に抱いた印象である。小説を執筆する技術は、まだまだ向上の余地がある感は否めない。しかし、それでも選考員に「この作品を放っておけない」と思わせたのは、非常にシンプルな理由からだ。物語が面白かったからである。エンターテインメントとして、爽快なサプライズや嬉しい裏切りを埋め込みつつも、主人公の葛藤や母親とのエピソードをしっかりと描いてゆく過程に、素直に感動する声が高かった。大賞受賞には届かなかったが、「母さん、ありがとう」の言葉が強く胸に届く良作。作者の持つ将来性に期待したい。

◎「ありがとう大賞」とは
「ありがとう大賞」は、“心からの感謝の気持ち=arigato”をテーマに書かれた小説作品を募集し、広く社会に発表することを目的に、2012年1月に創設されたアワードです。毎年の“ありがとう”を振り返られるような、その1年間の空気、気持ちを体現するような、アワードにしていきたいと考えています。現在、第2回「ありがとう大賞」作品の選考中。
http://arigato-award.jp/

書籍概要

著書名:弁当男子
仕様:単行本(ソフトカバー) 152ページ
出版社: PHP研究所
発売日:2013年11月7日

関連学科

プロダクトデザイン学科:http://www.tuad.ac.jp/productdesign/
文芸学科:http://www.tuad.ac.jp/literary/

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