ニュー・ライラ・アートギャラリーにて卒業生に依る作品展「銘木2nd」を開催

会期:2013年11月14日(木)~19日(火)
時間:11:00~18:00
会場:ニュー・ライラ・アートギャラリー(仙台市青葉区大町1丁目2-17 ライオンズマンション青葉通2 205号室)
初日15:00からオープニングパーティー、16:00からギャラリートークを行います。

株式会社アトリエ欅URL:http://atelierkeyaki.web.fc2.com/
株式会社アトリエ欅ブログURL:http://atelierkeyaki.blog.fc2.com/blog-entry-29.html
銘木2ndフェイスブックURL:https://www.facebook.com/events/171002603084676/?ref=22
ニュー・ライラ・アートギャラリーURL:http://www9.plala.or.jp/new-layla/schedule/20131114meiboku.html

卒業生の町田至さんが代表取締役をつとめる株式会社アトリエ欅が、作家として活動している卒業生9名による作品展を仙台で開催します。

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出品作家プロフィール

及川裕介
1987年生まれ。宮城県出身、山形県在住。2011年 第75回 自由美術 新人賞、佳作賞
「素朴な木彫を通してアートをもっと『気さく』なものに」
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後藤瞳
1984年山形県生まれ。2009.東北芸術工科大学大学院洋画研究領域修士課程修了。現在、山形県にて制作活動。県外県内ともに個展、グループ展開催多数。
「日々目にする風景がいつもと違って見えた瞬間をモチーフにしています。目にしただけでなく、体で感じ取ったものを含めて表現しようとしています」
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小林大輔
1988年山形県出身。以後山形県にて活動。2007~2011年彫刻コース企画潟前山モニュメント制作(秋田県仙北市)、2008~2010年彫刻コース有志展示「かたち展」(悠創館/山形)、2010年「昆虫‐konchu‐」(蔵オビハチ/山形)、2011年東北芸術工科大学卒業・修了展/東京展(外苑キャンパス/東京)、院刻展~彫刻領域修士1年による彫刻展示~(学内ギャラリー)、第7回フォルム展≪SCOPE≫ (ギャラリー絵遊/山形)、2012年「BASE」東北芸術工科大学彫刻領域修士二年グループ展(新井画廊/東京)、アフィニス夏の音楽祭2012山形 アートプロジェクト煌めき(文翔館/山形)、第8回フォルム展≪彫刻ってなんだろう?≫(まなび館/山形)、2013年東北芸術工科大学卒業・修了展/東京展 (東京都美術館/東京)、グループ展「銘木」(ギャラリー絵遊/山形)
「物体とバランスの関係性について注目してきた。どんな物にもその形を保つための要素がありその一つにバランスがある。しかし、一見アンバランスに見えるものでも絶妙なバランスによってその形を保ち続けている物体も存在している。私はこのような物体が持つ違和感のような空気や、目に見えない力の均衡に惹かれこのような物体を人為的に創造することを考えた」
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佐藤愛
宮城県生まれ。2012年東北芸術工科大学卒業。仙台市在住。
「異素材の組み合わせ、糸を使った作品を制作中。テーマは余白と行間」
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佐東恵
1984年秋田県出身、山形県在住。INAXギャラリー銀座、ART FRONT GRAPHICS代官山で個展を開催。
「私の目で感じた、樹木の形態や表情を、「あるものがたり」として画面上で表現しています」
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外丸治
1980年埼玉県出身、群馬県在住。2005年東北芸術工科大学大学院彫刻領域修了、2011年SICF12 (スパイラルホール・東京)、2012年松代家族の肖像・創作面展(まつだい郷土資料館・新潟)、2013年中之条ビエンナーレ(中之条町・群馬)
「切られても材として生き続ける木を用いて、生活に入り込む精霊をテーマに制作しています」

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牧野広大
1986年愛知県生まれ。2010年より 芸術家グループあとりえマサトとして山形県朝日町にある旧立木小学校を拠点に作家活動中。2011年雪のデザイン賞(石川)銀賞(中谷宇吉郎雪の科学館・蔵)、2012年高岡クラフトコンペ(富山)奨励賞、山形県総合美術展(山形)奨励賞、日本ジュエリーアート展(東京)奨励賞、雪と氷-『雪華図説』から近現代の美術まで-(群馬/館林美術館)、2013年高岡クラフトコンペ(富山)優秀賞(コンテンポラリークラフト部門)、「現代の職人たち展」(神奈川/横浜髙島屋8F)、テーブルウェア大賞(東京佳作 & 宮田亮平審査員賞、二階堂明弘/牧野広大 手の力(東京/松屋銀座7F)、
「鎚で叩く行為が金属に写し取られるとき、樹が年輪を重ねていく事と同じように感じている。
作品づくりとは素材のもつ時間に自分の時間を刻むことのように思う。
使うことで、物質は「モノ」へと変わり暮らしの時間を共に育ててくれる。
銘木とは作り手・使い手が、物質に意識を宿し、共に成長し、「モノ」にする行為そのもののことではないだろうか」

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町田至
1977年長野県出身。山形県在住。2011年株式会社アトリエ欅設立代表取締役就任
「丸太をどう楽しむか、をテーマに制作。素材が見える形を模索中」

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矢萩誉大
1986年山形県生まれ。2008年日中韓現代陶芸新世代交流展 in China、2009年東北芸術工科大学卒業制作展買い上げ、第49回東日本伝統工芸展入選、2010年第50回東日本伝統工芸展入選、めし碗グランプリ長崎空港賞、2011年東北芸術工科大学大学院修了、2012年 伊丹国際クラフト展入選、2013年山形県デザインネットワーク勤務
「『銘木』という概念の中で、自己と素材の関係性について照らし出すきっかけにしていきたいです」

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株式会社アトリエ欅 代表取締役 町田至さんより

タイトルを「銘木」としてはいるが、優れた木目を持ついわゆる銘木ばかりを展示しているわけではない。日本文化の中で熟成されてきた「銘木」の概念を「美術」と捉え、日本文化再興を目指す契機としての美術展を提案したい、という意図から名付けたものだ。
展示する作品は木材を使った彫刻や樹木をモチーフとした絵画のほかに、金工や陶芸の作品もある。使ったり身に付けたりすることのできるものもあれば、鑑賞以外の接し方は想定されていないものもある。統一感に欠けるように思われるかもしれないが、どれも日本人の生活に文化を取り戻すための作品だ。ということはつまり、私は日本人の生活に文化が不足していると感じるのだ。
私達の身の周りには物質があふれている。ところが本当に必要なものや本当に良いものは、ごくわずかしかない。物質的には豊かでも多くの人が不足を感じるのは、どうでもいいものが多すぎるせいではないだろうか。
文化とは美意識のことである。美意識とは、何をもって良しとするかという価値基準のことだ。私が日本人に文化が不足していると感じるのは、自ら価値判断をする人が少ないように見えるからだ。「今」に不足を感じる人々も、価値基準を明確にすることによってどうでもいいものを切り捨て、「満足」に到達し得るのではないだろうか。その過程は日本人にとって、日本文化を再確認することにほかならない。
何が必要なのか、何が良いのか、鑑賞者一人ひとりが自らの美意識に照らし合わせて価値判断をしてほしい。文化とは個人の価値観の集合であるはずだ。
参加してくれる作家は皆、美術大学という保護区を離れてなお、後ろ盾のない社会でしぶとく制作を続けている若手作家達だ。現代において受け入れるべき価値を提案してくれることだろう。彼らの価値基準が鑑賞者の助けとなることを切望する。

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