ギフトオブネイチャー 東北芸術工科大学教員作品展

会期:2013年8月6日(火)~9月18日(水)
時間:10:00~16:00
会場:やまがた藝術学舎
住所:山形市松見町17-1
入場:無料
休館日:土曜日、日曜日、祝日/8月12日(月)~16日(金)
※8月31日(土)/9 月8日(日)、15日(日)、16日(月・祝)はイベント実施日の為 開館

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ギフトオブネイチャー

端山信仰が今も残るこの村山地方では、月山などの霊峰を「深山」と呼び、それに対し「里からちかい山= 端山」を、農業の神や祖霊が宿るところとして信仰し、祈りを捧げてきました。私たちは、このような信仰のありようや、苔むした社や、里山の景色や、侘びた茶道具や、素朴な郷土料理に、無銘の「美しさ」を感じとる文化を、幾世代にもわたって育んできました。
それらは「自然そのもの」ではなく、人の手が入り、人工と自然が混ざりあい調和した「芸術」と言えるでしょう。芸術家たちは、森羅万象を敬うだけでなく、これらの造形をよく観察し、火を加えたり、草木で染めたり、意匠化することで、天然から「純粋な美」だけを抽出し、生活に取り入れてきました。なぜ私たち人間は、自然そのものの姿に飽き足らず、調和の美に心惹かれ、それを自ら形づくろうとする挑戦を止めないのでしょうか?
本展「ギフト・オブ・ネイチャー 東北芸術工科大学教員作品展」は、陶土、墨、染料、岩絵具など、自然由来の素材を熟知し、それらを緻密に再構築する技によって「もうひとつの自然」をつくりだす、4 名の現代作家をご紹介します。厳しくも豊かな自然によって磨かれた調和の美を、新たに生まれ変わった「やまがた藝術学舎」でご覧ください。

出展教員による自作解説

「アトリエからの報告―山形でつくり、教えること」
山形市に移り住み、大学で後進の指導を行うかたわら、芸術表現に打ち込む若手アーティストが、東北での暮しと、その美しい風土から得られるインスピレーションについて語ります。
日時:2013年8 月31日(土)15:00~17:00(入場無料・予約不要)
語り手:吉賀伸(彫刻家)×宮本武典(キュレーター/本学准教授)、他

出展者プロフィール

辻けい|テキスタイル

美術家。1953 年東京都生まれ。東北芸術工科大学教授。80 年代後半より網走の流氷原、オーストラリアの砂漠、フランスの湿地帯や林、中国、スコットランド、カナダ、フィンランド、メキシコ、福井の観世川、青森のグダリ沼などでフィールドワークを実施。主な個展としてPICA(89 年、オーストラリア)、「辻けいの仕事」(01年、岩手県立美術館)、国際芸術センター青森(06 年、青森)、カスヤの森現代美術館(09 年、神奈川)など。神奈川県在住。
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「小牧野遺跡」ラックカイガラ虫染料で染めた絹糸、織物(身幅約40cm×40M)によるインスタレ-ション

鴻崎正武|絵画

画家。1972年福島県生まれ。東北芸術工科大学准教授。動植物と人間が共生する桃源郷をテーマに絵画制作にとりくむ。主な個展として佐藤美術館(07年、新宿)、Dillon Gallery(12年、NY)、ART FRONT GALLERY(12年、代官山)。その他、「New Spirits 福島」(05 年、福島県立美術館)、代官山蔦屋書店2号館2階のカフェスペースAnjinに「TOUGEN No.48」が常設。「O氏記念賞」「第13回青木繁記念大賞展大賞」等を受賞。山形市在住。
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「TOUGEN NO.65」 パネルに麻紙、岩絵具、アクリル、箔、他

吉賀伸|彫刻

彫刻家。1976 年山口県萩市の窯元に生まれる。筑波大学大学院を経て、東京藝術大学大学院で彫刻を学ぶ。在学中よりセラミックによる大型作品を制作し、新制作協会展やグループ展等で活躍。2007 年に五島記念文化賞新人賞を受賞し、同財団の助成により欧州各地の文化遺産を巡る。帰国後、東京藝術大学非常勤講師を経て、2009 年より東北芸術工科大学美術科彫刻コース専任講師に着任。山形市在住。
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「曙光の水田」 陶

華雪|書

書家。1975 年京都府生まれ。1992 年より個展を中心に活動を続ける。刊行物に、写真家ホンマタカシ氏ディレクションによるプライベートプレスbetween the books から「ATO 跡」(09 年、between the books)、写真集やアートブックを多く手掛ける赤々舎から「書の棲処」(06 年、赤々舎)、京都新聞での連載をまとめた「石の遊び」(03 年、平凡社)などがある。また、〈字を書く〉ことを軸としたワークショップを各地で行う。東京都在住。
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「動・物」 新潟市万代島旧水揚場でのパフォーマンス

ワークショップ

ワークショップ①「鳥の生態について学び〈ぼくの巣〉をつくろう」

日時:2013年9月8日(日)13:00~16:00
講師:大竹左紀斗(グラフィックデザイナー/本学准教授)
対象:児童(6~12歳)親子10組【 要申込】
参加費:ひとり500 円 ※保険料含む
枝や泥だけでなく、さまざまな素材でつくられている鳥の巣は自然界のアート?野鳥に詳しい大竹先生から鳥たちのユニークな巣づくりを学び、自分がすっぽり入れるほどの「ぼくの巣」をつくってみる体感プログラム。

ワークショップ②「わが家の米櫃と枡をつくる」

日時:2013年9月15日(日)13:00~16:00
講師:相田広源(TIMBER COURT 代表)
対象:児童(3年生以上)親子10組【 要申込】
参加費:ひとり500 円 ※保険料含む
県産の間伐材でお米を保管する箱「米櫃」を、米糊や木釘など伝統技法で組立てます。今はプラスチック製がほとんどですが、昔はどの家庭にもあった素朴な木の米櫃をつくってみましょう。果物や道具入れにしてもOK です。

ワークショップ③「〈木〉を書いて〈森〉をつくろう」

日時:2013年9月16日(月・祝)13:00~16:00
講師:華雪(書家)
対象:一般(高校生以上)20名【 要申込】
参加費:ひとり500 円 ※保険料含む
「わたしがもし一本の樹ならどんな姿かな?」と想像しながら〈木〉を書く。そうしてできあがった、みんなの〈木々〉をつないで、大きな〈森〉にして眺めてみる。自由に大胆に、文字で遊ぶ3時間。

 

主催:東北芸術工科大学
コーディネート:宮本武典
ワークショップ:大竹左紀斗/TIMBER COURT/華雪
企画:東北芸術工科大学美術館大学センター
協力:こども芸術の家プロジェクト

お申込み・お問い合わせ先

お申込みはメールでお願いいたします。メールの件名を「やまがた藝術学舎ワークショップ申込」とし、本文に①希望するワークショップ名、②参加人数・続柄・年齢、③代表者氏名(フリガナ含)、④現在お住まいのご住所、⑤ご連絡先(メールアドレス・携帯電話)をご記入のうえ、開催1週間前までにお申込みください。なお、各回とも定員になり次第、締め切らせていただきます。

東北芸術工科大学 生涯学習プログラム(担当:谷川)
E-mail: exte@aga.tuad.ac.jp
TEL: 023-627-2091(平日9:00~17:00)

 

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