荒井良二氏「東北未来絵本」が完成。山形および被災地域の子どもたちに届けられます。

東北芸術工科大学東北復興支援機構(以下TRSO)では、山形新聞社(山形市旅篭町/代表取締役社長 寒河江浩二)の『東北未来絵本キャンペーン』に協力し、2012年にワークショップや絵本の原画展などを開催してきましたが、この度、「東北未来絵本 あのときあれからそれからそれから」が完成し、山形県内の全小学校や被災地域の図書館や小学校に寄贈致します。

『東北未来絵本キャンペーン』は、東日本大震災の記憶を語り継ぎ、子どもたちが未来を志向するきっかけにしようと、山形市出身の絵本作家 荒井良二さんと一般の方々、子どもたちが共に絵本をつくり、東北の子どもたちに贈る山形新聞社主催のプロジェクトです。県内外の27企業・団体が協賛し、TRSOの協力のもと震災から一年目の2012年3月11日にスタートしました。この絵本は、震災の記憶、そして未来について山形新聞の広告紙面を通じて言葉を募集し、それらをもとに荒井氏と子どもたちがワークショップで絵を制作。さらに荒井氏が絵を加えることを重ねて完成しています。
今後は、2013年2月5日の山形新聞社から山形県の教育長への絵本贈呈後、山形県内の全小学校、東北6県の公立図書館のほか、荒井良二氏と東北復興支援機構のワークショップ『荒井良二とふらっぐしっぷ』の実施先である宮城県の沿岸地域、塩釜市・多賀城市・七ヶ浜町・若林区、石巻市の小学校などに一冊ずつ贈呈致します。

◎「東北未来絵本 あのときあれからそれからそれから」概要
著者:みんなと荒井良二
デザイン:アカオニデザイン
発行:株式会社山形新聞社広告局
印刷:株式会社大風印刷
仕様:全22ページ/カラー/カバー付/3000部制作/非売品

◎『東北未来絵本キャンペーン』
企画・制作:山形新聞社広告局
協力:東北復興支援機構 TRSO
企画キュレーション:宮本武典 (本学美術館大学センター准教授)
後援:山形県教育委員会

◎『東北未来絵本』の山形県教育長への贈呈式
日時:2月5日(火)11:30〜
会場:山形県庁 教育長室(山形市松波二丁目8−1)
内容:「東北未来絵本」を株式会社山形新聞社 専務取締役朝井正夫氏より
山形県教育長相馬周一郎氏へ贈呈

◎お問合せ:東北芸術工科大学 東北復興支援機構TRSO事務局
TEL:023-627-2218

◎荒井良二氏略歴
1956 年山形県生まれ。『ルフランルフラン』で日本絵本賞を、『たいようオルガン』でJBBY 賞を、『あさになったので まどをあけますよ』で産経児童出版 文化賞・大賞を受賞するほか、ボローニャ国際児童図書展特別賞、小学館児童出版文化賞、講談社出版文化賞絵本賞など受賞多数。2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。主な絵本に『はっぴぃさん』『きょうというひ』『うちゅうたまご』『えほんのこども』『モケモケ』などがあり、そのほかに作品集『meta めた』、マンガ『ホソミチくん』を刊行、 音楽CD『どこからどこまでいつどうやって』をリリース するなど多方面で活動を展開している。東日本大震災後は宮城県沿岸部で復興の旗をつくるワークショップキャラバン『荒井良二とふらっぐしっぷ』を巡行。2010年、2012年に山形まなび館にて個展『荒井良二の山形じゃあにぃ』を開催。

◎絵本のみどころ
「大震災から1年を起点としページをめくると「あのとき」「あれから」「そして」…と時間が未来へ移行します。震災を共有した広い世代の言葉、そして絵がコラージュのように重なっています。各ページをよく見ると、荒井氏が描き、貼っていった小さな子どもたちの絵があります。その子どもたちは、はじめはみんなしゃがんでいますが、やがて立ち上がり、そして走りだすのです。

カテゴリー