TUAD mixing! 2012「記憶の声 Voices of Memory」展

TUAD mixing! 2012「記憶の声 Voices of Memory」展
原高史×Responsive Environment(西澤高男)


美術館大学センターでは2009年より、企画展「TUAD mixing!」と称し、本学教員のプロとしての仕事を紹介する展覧会を開催してきました。
本年度は、ワークショップやプロジェクト型のアート活動を国内外で幅広く展開している原高史グラフィックデザイン学科准教授と、様々なパフォーマンス、インスタレーションや建築に関わる作品の制作、プロジェクトの発表を行っている西澤高男建築・環境デザイン学科准教授の作品をご紹介致します。また在学生とともに「声プロジェクト」を立ち上げ、「今、あなたが心に感じていること」をテーマに、学生や教員、地域の皆様から拾い集めた「心の声」を多様な形で作品化し、来場者が体感できるような仕掛けを展覧会場に創出します。ぜひこの機会にご来場ください。

◎展覧会概要
展覧会名:TUAD mixing! 2012
「記憶の声 Voices of Memory」原高史×Responsive Environment(西澤高男)
会期:2012年10月22日(月)〜11月8日(木)
(本館前広場でのインスタレーションは10月31日(水)まで)
時間:11:00〜18:00(土曜は17:00まで/入場無料)
会場:本館7階ギャラリー/本館前広場
休館日:日曜日、祝日
キュレーター:和田菜穂子(美術館大学センター准教授)
主催:美術館大学センター
HP:http://blog.tuad.ac.jp/mixing2012/
プロジェクトの進捗状況、会期中の関連企画など最新情報はこちらにてご確認ください。


◎関連スペシャル企画
会場のスペースに限りがありますので満員の場合は各サテライト会場でご覧いただく場合があります。
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トークショー「声:言葉のもつ力 〜ぼくたちの未来宣言」
日時:2012年10月31 日(水)18:00〜20:00(申込不要/先着順)
会場:本館7階ギャラリー(サテライト会場 本館408教室)
ゲスト:山川健一(作家/文芸学科長)/竹内昌義(建築家/建築・環境デザイン学科長)
アーティスト:原高史(グラフィックデザイン学科准教授)/西澤高男(建築・環境デザイン学科准教授)
司会進行:和田菜穂子(美術館大学センター准教授)
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トークショー「記憶と風景 〜忘れられない風景について」
日時:2012年11月8日(木)18:30〜20:00(申込不要/先着順)
会場:本館7階ギャラリー(サテライト会場 本館201教室)
ゲスト:五十嵐太郎(建築史家/東北大学教授)/根岸吉太郎(映画監督/学長)
アーティスト:原高史(グラフィックデザイン学科准教授)/西澤高男(建築・環境デザイン学科准教授)
司会進行:和田菜穂子(美術館大学センター准教授)



その他、関連企画

■2012年10月22日 (月)
◎14:00〜15:20(本館前広場)
白い椅子を使った実験演習?「KALEIDOSCOPE 」(博物館実習1)
過去、現在、未来の3つの椅子の輪が万華鏡のように展開し、最後に未来の自分へ宛てたメッセージを綴ります。
◎15:30〜16:30(本館前広場)
白い椅子を使った実験演習?「voice バスケット」(博物館実習1)
白い椅子を使ってコミュニケーションを図る実験演習です。
◎18:40〜20:00(本館7階ギャラリー)
アーティストトーク? 「オープニングトーク」
グラフィックデザイナーの大竹左紀斗准教授をゲストに招き、出品作家とともに展覧会「記憶の声」に関するトークを行います。

■2012年10月23日 (火)
◎14:00〜17:00(本館前広場)
白い椅子を使った実験演習?(総合美術コース)
総合美術コース2年生による空間実験ワークショップを行います。
◎17:00〜19:00(本館前広場)
滝の下プロジェクト「愛のささやき」? (学生スタッフcoice)
三角池の滝の落ちる空間にふたつの椅子を設置。愛のささやきが聴こえる非日常的な空間が体験できます。
◎18:40〜20:00(本館7階ギャラリー)
女性教員によるトーク「忘れえぬ記憶」
現代美術家の辻けい教授、版画家の中村桂子准教授、歴史研究家の謝黎講師による本学初の女性教員によるトークイベントを開催。女性として、ひとりの人間として、それぞれの歩んできたライフスタイル、ライフワークについてお話を伺います。

■2012年10月24日 (水)※雨天延長10月26日(金)17:00〜
◎18:30〜19:30(本館前広場)
キャンドルナイト(学生スタッフcoice)
キャンドルの灯るゆったりした雰囲気の中、夜の語らいの時間を過ごします。お菓子とソフトドリンクをご用意しています。

■2012年10月25日 (木)
◎16:00〜16:30(本館前広場)
民俗舞踊団「郷」が伝統芸能、中野七頭舞を披露。太鼓、笛等のおはやしが参加予定。
◎17:10〜18:40(本館7階ギャラリー)
アーティストトーク?「映像の中の記憶」
映画監督の前田哲准教授をゲストに迎え、出品作家と展覧会「記憶の声」を盛り上げるトークバトルを開催します。

■2012年10月26日 (金)
◎11:00〜18:30(本館前広場)
滝の下プロジェクト「喝のお言葉」(学生スタッフcoice)
三角池の滝の落ちる空間にひとつだけ椅子を設置し、「喝のお言葉」で元気の源をもらいます。
◎11:20〜11:50(本館前広場)
公開ワークショップ「空間と身体表現(1)建物の記憶 〜けんちく体操〜」
現代芸術論の特別講義です。大西正紀さん(体操マン2号)、田中元子さん(体操ウーマン1号)がレクチャー後、屋外にて「けんちく体操」を行います。芸工大の建物を身体で表現し、建物の記憶を共有します。

■2012年10月27日 (土)
◎10:00〜15:00(本館前広場)
白い椅子を使ったインスタレーション(彫刻コース)
彫刻コースによる公開ワークショップを開催します。

■2012年10月29日 (月)
◎10:30〜11:30(本館7階ギャラリー)
コレクター、ギャラリストによるトーク 「世界のアートとデザイン業界の今」
出品作家 原高史准教授と、コレクター、ギャラリストが、世界のアートシーン、デザイン業界の今を語ります。
ゲスト:村上豪人、田中孝明、田中敦恵、倉田陽一郎、和田友美恵
◎14:00〜15:20(本館前広場)
公開ワークショップ 「けんちく体操博士マイスター」を目指して(博物館実習1)
博物館実習1の特別演習。大西正紀さん(体操マン2号)、田中元子さん(体操ウーマン1号)がレクチャー後、屋外にて「けんちく体操」を行います。芸工大の建物を身体で表現し、建物の記憶を共有します。

■2012年10月30日 (火)
◎19:00〜20:00(本館7階ギャラリー)
朗読セッション「東北の声」
和太鼓の太眞と山田修市のコラボレーションで、東北の詩を朗読。続いてチュートリアル朗読ジャムによる現代詩の朗読&サイトウケイスケ氏によるエレキギターのパフォーマンスを行います。
ゲスト:山田修市(洋画家)+太眞(川口幾太郎 ほか)、朗読ジャム(チュートリアル:東北画は可能か)
◎17:00〜19:00(本館前広場)
滝の下プロジェクト「愛のささやき」? (学生スタッフcoice)
三角池の滝の落ちる空間にふたつの椅子を設置。愛のささやきが聴こえる非日常的な空間が体験できます。

■2012年10月31日 (水)
◎18:00〜20:00(本館7階ギャラリー)
スペシャル企画?  「声:言葉の力  ぼくたちの未来宣言」
原発問題について真正面から取り組んでいる作の山川健一教授と建築家の竹内昌義教授をゲストにお招きし、「声」にすること、「言葉」で発信すること、そして「行動」することの意義について語り合います。

■2012年11月1日 (木)
◎19:00〜19:30(本館7階ギャラリー)
実験公演 「音、身体、空間」
日本のコンテンポラリーダンス界をリードする舞踏家の平山素子氏による一夜限りの実験舞台。30人限定の特別公演です。

■2012年11月2日 (金)
◎10:30〜11:50(本館7階ギャラリー)
レクチャー(現代芸術論 特別講義)「空間と身体表現」
美術家や音楽家とのコラボレーションを積極的に行い、幅広い活動を行っている舞踏家の平山素子氏による現代芸術論の特別講義を開催します。(聴講可)

■2012年11月6日 (火)
◎18:40〜19:40(本館7階ギャラリー)
アーティストトーク? 「声と声」
現代美術家でアートディレクターの中山ダイスケ教授とアイデア・クリエイターのボブ田中教授をお招きし、「声」を大切にするコミュニケーションワークについて伺います。

■2012年11月7日 (水)
◎14:00〜15:30(本館7階ギャラリー)
スペシャル対談 「記憶の中の言葉」
現代美術家で本学副学長の宮島達男氏をスペシャルゲストとして招き、「記憶の中の言葉」を探していきます。原高史准教授との初対談。

■2012年11月8日 (木)
◎18:40〜20:00(本館7階ギャラリー)
スペシャル企画? 「記憶と風景 忘れられない風景」
ヒトの「記憶」というものは、時の経過とともに断片化され、うつろいでいきます。建築史家で評論家の五十嵐太郎氏と、映画監督で本学学長の根岸吉太郎氏をゲストに迎え東日本大震災後、変容してしまった日常の風景や、人々の記憶をテーマとしたスペシャルトークを開催します。





日本を震撼させた東日本大震災。津波によって多くの家が流され、親しい友人・大事な家族の命が奪われ、見慣れた日常風景が損なわれました。福島の原発事故は未だ終息する兆しさえ見えず、我々の日常生活に深い影を落としています。一見、日常生活を取り戻したかのように見えても、実は過去の記憶とともに各人の心の中に言葉にならない憤りが渦巻いています。今、我々がやるべきことは、現状をしっかり認識すること、つまり人々の「声」を拾い集めることです。
今年度のTUAD mixing!は、ふたりのアーティストの過去作品の展示にとどまらず、大学全体が参加する形の「声プロジェクト」を立ち上げ、作品化していきます。「今、あなたが心に感じていること」を「声」にし、それを大学に《伝えること・残すこと》を目的としています。
「声プロジェクト」では、さまざまな「声」を集め、「声」で他者の存在を感じとり、「声」を交差させる場を提供します。「声」を通じ、いろんな情報が集まり、自然と人々の輪ができるような仕組みとします。異なる学科の学生、教員と学生、地域と大学、おとなとこども、男と女、などいろんな人たちが交わる場、新しい風景が大学内に創出されます。
人と人の結びつきが問われる今、この企画は新しい関係性を築き上げるだけでなく、「今、ここにいる自分の声を残す」という《存在のアーカイブ化》への試みでもあります。「声」の集積によって、未来に羽ばたく若者によるヴィジョンが作品化されます。「声」のひとつひとつは《言霊》となって記憶されます。
あなたの声はあなたの記憶と共に存在し続けるのです。

                                                                                                        和田菜穂子(本展覧会キュレーター)
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プロフィール
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◎原高史|Takafumi Hara

現代美術家。東北芸術工科大学デザイン工学部グラフィックデザイン学科准教授。1968年東京生まれ。1992多摩美術大学大学院絵画学科油画専攻修了。2000〜2002年ドイツ・ベルリン滞在。平面作品の他、ワークショップやプロジェクト型のアート活動を国内外で幅広く展開している。歴史的建造物の窓にその土地固有の記憶や、人々の思い出にまつわるパネルを展開していく窓プロジェクト《Signs of Memory》は、人と人との対話から生まれるアートである。今回は7階で平面作品(新作)を出品するほか、白い椅子を使った屋外でのプロジェクト型インスタレーションを展開する。
HP:http://takafumihara.jp/

 
Signs of Memory Project(ベルリン、2004)  Pocketbookシリーズ(府中、2008)  


◎西澤高男|Takao Nishizawa

建築家、メディアアーティスト。東北芸術工科大学デザイン工学部建築・環境デザイン学科准教授。1971年東京生まれ。1995年横浜国立大学大学院工学研究科計画建設学専攻修了。建築設計事務所”buildinglandscape”、及びメディアアートユニット”Responsive Environment” 共同主宰。

Responsive Environment
空間に関わる様々な領域をクロスオーヴァーするコラボレーションにより、空間表現を行うユニットである。1993年の結成以来、様々なパフォーマンス、インスタレーションや建築に関わる作品の制作、プロジェクトの発表を行ってきた。2004年より本学プロダクトデザイン学科専任講師の酒井聡もメンバーとして加入。松島紅葉ライトアップ、車座 −Post Peak Oil Orchestra−(谷川俊太郎/覚和歌子 詩の演出)、東京カテドラル聖マリア大聖堂マルチメディア空間パフォーマンスなど、照明装置を使ったインスタレーション多数。http://www.responsiveenvironment.com/

 
(左)Mediascape@yokohama(横浜、2010/2009)  (右)Softarchitecture @ St. Mary’s Cathedral, Tokyo(東京、2011/2009/2008)


◎お問合せ:美術館大学センター
TEL:023-627-2091
FAX:023-627-2308
E-mail:museum@aga.tuad.ac.jp





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